大人へのステップとしての役割も? 中学生の修学旅行
ベネッセ教育情報サイトでは、中学校で修学旅行に参加した高校生以上のお子さまの保護者を対象に「中学校の修学旅行」をテーマにしたアンケートを行った。(アンケート期間:2014/5/21~2014/5/27 回答者数:738名)
子どもから大人になる思春期まっさかりの中学生は、修学旅行をどのように過ごしたのだろうか。
***
修学旅行では何泊したかを聞いてみたところ、「2泊」という回答が75%を占めた。短すぎず、長すぎず、ちょうどいい泊数といえるのかもしれない。費用は5万円以上6万円未満が多いが、金額に関しては5万円未満が「妥当」という声が7割以上を占めた。
もっともまた、2泊以上の旅行のためにかばんなどを購入したり、おみやげ用のお小遣いを用意したりなど、そのほかにもいろいろとお金がかかるようだ。
【図 修学旅行は何泊でしたか?】
中学生の修学旅行で、保護者が心配なことを伺ってみたところ、病気などの健康面と人間関係などの精神面に大分されました。
<病気>
●熱を出して病院で点滴を受けた
●同じ班の人が病気で、家に帰ることになったので、残念だった
<人間関係>
●以前意地悪をされた子どもと一緒に行動しなければならず、気を遣ったらしい
●友達のわがままに振り回された
いろいろと心配なことはありつつも、保護者の98.1%は、子どもを修学旅行に行かせてよかった、と回答しています。
●家族と離れて自分のことは自分でやらなければいけないので、自主性が強くなった
●親元から長期間離れて、何か感じたようだ
●自立の第一歩になった
数日間であっても家のもとを離れる修学旅行は、親離れのきっかけとなるのかもしれない。保護者としては寂しい気持ちもあるかもしれないが、子どもたちにとっては大人になる重要なワンステップだといえるだろう。
出典:心配は人間関係!? 中学校の修学旅行 -ベネッセ教育情報サイト