3歳から4歳の時期に「学びに向かう力」が育つ 調査結果から明らかに
ベネッセ教育総合研究所では、「第1回 幼児期の家庭教育調査・縦断調査」を実施した。これまで、小学校での生活を考える際には5歳児期が注目されてきた。しかし、今回の調査結果から、3歳児期~4歳児期にかけての育ちの特徴や保護者の関わりが、それ以降の成長にとって大切であることが明らかになった。
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●3歳から4歳の時期にかけて、「学びに向かう力」としての「自己抑制」「協調性」「がんばる力」が、大きく発達する
自己抑制:自分がやりたいと思っても、人の嫌がることはがまんできる
出典:ベネッセ教育総合研究所「第1回 幼児期の家庭教育調査・縦断調査」
●3歳児期に「生活習慣」を身につけることで、4歳児期での「生活習慣」「学びに向かう力」「文字・数・思考」の力が育つ
●3歳児期に「子どもの意欲を尊重する」という態度を保護者が取ることで、4歳児期の「学びに向かう力」を育て、さらにそれが基本になって「文字・数・思考」を育てる
●3歳児期に保護者が子どもの「思考を促す」態度を取ることが、子どもの「学びに向かう力」や「文字・数・思考」の育ちにおいて大事な役割を果たす
保護者が、子どもが3歳のときに生活習慣を身につけられるようにすることが、ひいてはその後の学びへの準備を支えるうえで大切なようだ。また、保護者が子どもの意欲を尊重し、自分の力で考えられるよう促せば、子どもの「学びに向かう力」が伸び、「文字・数・思考」の育ちにもつながっていくことが明らかとなった。
出典:3歳児期の「生活習慣」や保護者の「子どもの意欲を尊重する」態度が、4歳児期の「学びの基礎」につながる -ベネッセ教育情報サイト
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