小学校の卒業式 保護者の99%が参加!

アンケート期間 2011/01/26 回答者数:2,626人
アンケート対象:全国の本サイトメンバー 小学生~高校生の子どもを持つ保護者

※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある


卒園・卒業式はお子さまにとって、そして保護者にとっても大切な節目。式でのお子さまの姿、しっかりと目に焼き付けておきたいですよね。今回のアンケートでは、幼稚園・保育園、小・中学校の卒園式・卒業式について、保護者の出席状況、式でのエピソード、茶話会・謝恩会など、さまざまな観点からお聞きしました。保護者ご自身の体験を踏まえた提言もたくさんご紹介しています。


保育園・幼稚園の卒園式が親の参加が最も多い!

最初に、卒園式・卒業式への保護者のかたの出席状況を伺いました。

【図1 保護者のかたのご出席状況について教えてください(学校段階別)】
図1 保護者のかたのご出席状況について教えてください(学校段階別)

※回答者数 卒園式:2,626人、卒業式(小学校):1,377人、卒業式(中学校):524人



保育園・幼稚園の卒園式については、「父母で参加した」、つまりパートナーと二人での参加が最も多く、約57%を占めました。
ところが、小学校と中学校の卒業式を見ると、「保護者二人のうち母だけが参加した」が最多。「父母での参加」との差は、小学校ではわずかですが、中学校では2倍近くと大きく開いています。また中学校では、「参加しなかった」の割合も増加していました。

卒園式・卒業式にはこんな思い出あり!

では、保護者はお子さまの卒園式・卒業式にどんな思い出があるでしょうか。印象深いエピソードを伺いました。

【保育園・幼稚園の卒園式のときのことで印象深かったこと、保護者として感動したことなどを教えてください】●一番感動的だったのは、卒園証書授与の場面。名前を呼ばれてはい!と大きな声で返事をする息子の姿に成長を感じ、胸が熱くなりました。「立派にできたね」とほめてあげました
●園長先生から卒園証書をもらう子どもの背中を見て、「入園時はまだ赤ちゃんだったのに、いつの間にか大きくなったなあ、しっかりしたなあ……」としみじみ実感。気付いたら涙がほおを流れていました
●その園の方針で、子どもは卒園証書を、園長先生からもらったあとすぐに保護者席にきて親に手渡します。「みっともないから泣くまい」と思っていたものの、「お母さんありがとう」という言葉と一緒に卒園証書を受け取ると、もうダメ。号泣しちゃいました
●入園してからのいろいろな出来事がまるで昨日のことのように思い出されました。その一つひとつが子どもの成長の証のように感じられ、涙が止まらなくなりました
●PTAの役員をしていたので保護者代表としてスピーチをしたのですが、子どもの成長を実感するあまり、途中で涙がこみ上げてきてしまい、何度か声を詰まらせる場面がありました
●確かに感動的だったのですが、さまざまな表彰が続き、正直ちょっと退屈。ビデオカメラを片手に立ち歩く保護者も多く、落ち着いて感慨にふけるという雰囲気ではなかったかも……


【小学校の卒業式のときのことで印象深かったこと、保護者として感動したことなどを教えてください】
●子どもの小学校では、卒業式の帰り道に親にカーネーションと手紙を手渡すことになっていました。わたしは知らなかったのでびっくりするとともに、感動! 帰宅して手紙を読んだら、「反抗したりしてごめんね」とか「お母さん、ありがとう。これからもよろしくね」とか書いてあって、泣いちゃいました
●式の途中で子どもが一人ずつ立って「これからの目標」を言う場面があるのですが、みんなしっかり自分の言葉で表現できる子どもばかり。「うちの子は何を言うのかしら? ちゃんと言えるかな?」とドキドキ、ハラハラしました
●式の最後に6年生全員で合唱するのですが、みんなが気持ちを一つにしていることが伝わってくる素晴らしい合唱でした。聞いていて、感動のあまり鳥肌が立ったほどです
●卒業と同時に引っ越すことになっていたので、子どもは式のあと、何人もの友達と記念撮影をしていました。その姿を見て、「寂しい思いをさせてごめんね」という気持ちがこみ上げてきました
●うちの子は式の最後に、学年代表として校長先生から記念品を受け取りました。ところが、なんとデジカメの電池が切れてしまい、せっかくの勇姿を撮影できず! 自分に対するなさけなさと、子どもに対する申しわけなさで、泣けてきました……


【中学校の卒業式のときのことで印象深かったこと、保護者として感動したことなどを教えてください】
●入学時はクラスで前から4番目だった息子が、卒業時には後ろから5番目になっており、「ずいぶん背が伸びたなあ」としみじみ。また、反抗期の最中にはいろいろとバトルを繰り広げたこともありましたが、卒業するころには落ち着いていたので、卒業証書を受け取る堂々とした姿からは、精神的な成長も感じました
●引っ越してきたばかりだったため、子どもは入学時には誰も友達がいませんでした。親として「見ず知らずの土地で人間関係を築いていけるだろうか」という懸念がありましたが、3年間で、「一生の親友」と互いに認め合える友達に出会えました。卒業式のあと、その友達と楽しそうにしている姿を見ていると、「入学したころの心配が杞憂(きゆう)に終わってよかった」「頼もしい」と感じられ、涙がこみ上げてきました
●「これで義務教育が終わったんだ」という実感と、全寮制の高校に進学するので「もうすぐ親もとを離れるんだなあ」という感慨で、胸がいっぱいでした
●卒業式が終わると、息子のそばに多くの後輩が駆け寄ってきてくれました。それを目の当たりにすると、部活で帰りが遅かった毎日が思い出されるとともに、「仲間に恵まれた、良い3年間だったんだなあ」と感動もひとしおでした
●私立の中高一貫校なので、ほぼ全員が同じ高校に進学するし、先生の顔ぶれも変わりません。だから「あまり卒業式の感動はないだろう」と思っていました。ところが、卒業証書を受け取る我が子の姿はいつもよりも大きく、たくましく見え、「ああ、成長したんだな」という実感がこみ上げてきて、思わず泣いてしまいました
●卒業式のあと、先生や友達と話したり、寄せ書きをしたりしている子どものしっかりした姿を見て、「いつまでも子どもじゃないんだなあ……」と感じました。わたしは、子どもの写真を撮ってあげようと終始うろうろしていたのですが、「子離れできていないなあ」と痛感。子どもの成長はもちろんうれしいけれど、正直なところ、ちょっと寂しい……


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