栄養素クッキング【食育】

わたしたちが生きるために欠かせない「食」はとても身近なテーマです。歴史・栄養・おいしさ・栽培……さまざまなアプローチから食について考えましょう。せっかくの夏休み、親子クッキングも楽しんでくださいね!


アプローチ2
5大栄養素クッキング

小学校の家庭科でも5大栄養素の基礎事項を習います。健康な体に欠かせない5つの栄養素について理解を深めましょう。さらに、5つの栄養素がいっぺんにとれる料理に挑戦! 見た目もとてもきれいですよ。


進め方


1)5大栄養素について調べる

5大栄養素は、糖質(炭水化物)・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル(無機質)の5つ。
本やインターネットを利用して調べます。

○本で調べるなら
『五訂増補食品成分表』(女子栄養大学出版部)ほか、子ども向け食育関係、家庭科の本を参考にして。

○インターネットなら
農林水産省「知っておくと便利です。食品に含まれる成分」など。


調べるポイント
1 それぞれの栄養素の働きは?
※たとえばたんぱく質は、筋肉や血液など体を作るのに役立つだけでなく、体を動かすためのエネルギーになります。

2 それぞれの栄養素を多く含む食品は?
※たとえばミネラルは、海藻・牛乳・乳製品・小魚などに多く含まれます。

2)調べたことを表にする

ひと目でわかるように一覧表にしましょう。栄養素の働きを象徴する絵(筋肉など)や食品の絵を加えると、さらにわかりやすくなります。

3)5大栄養素をいっぺんにとれる料理を作る

次にご紹介する「栄養素カナッペ」も参考にして、親子でどんな料理ができるか相談しましょう。1品ではなく献立で考えてもOK。

4)作った料理を写真に撮り、紙に貼る

どの材料にどの栄養素が多く含まれているのか、わかるように記入しましょう。
料理風景の写真も貼ると、よいかも!


プロフィール



管理栄養士。子ども料理研究家。子ども料理教室「キッズクッキング」主宰。東京都内数か所で実施。子どもの心身を育む、元気な子ども料理教室は定評がある。子ども向け料理のテレビ番組、新聞、雑誌などで出演多数。

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