【5分で英文法】中学・高校の否定文 はパターンで簡単攻略

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教科書の英文法解説では、be動詞の文や一般動詞の文など使われる動詞や助動詞の種類を中心に文法の説明が出てきます。そのため、否定文の作り方のパターンを理解しにくいかもしれません。

notを用いる否定文の作り方をまとめて復習し、作り方を整理しておきましょう。

この記事のポイント

「~ない」現在形・現在完了形の否定文

notを使う否定文で「~ない」という意味になる現在時制の否定文。作り方は大きく2パターンあります。

一般動詞の否定文のパターン

・動詞(原形)の前にdo/doesとnotを置く

be動詞・助動詞・完了形の否定文のパターン

・be動詞や助動詞、have/hasの直後にnotを置く

では、例文でnotの位置を確かめてみましょう。

<現在形・現在完了形の否定文(例)>

一般動詞

I do not like this book. (私はこの本を好きではない)
He does not like this book. (彼はこの本を好きではない)

be動詞

I am not a child. (私は子どもではない)

助動詞

You should not speak ill of other people. (他人の悪口を言うべきではない)

現在完了

They have not arrived yet. (あの人たちはまだ到着していない)

「~なかった」過去形・過去完了形の否定文

「~なかった」という過去に関するnotを使った否定文の作り方も2パターン。didとともに動詞の前に置くか、be動詞や助動詞などの後ろにnotを置くかです。

<過去形・過去完了形の否定文(例)>

一般動詞

I did not like this book. (私はこの本を好きではなかった)

be動詞

They were not members of this team. (彼らはこのチームのメンバーじゃなかった)

助動詞

I could not say anything to him. (私は彼に何も言えなかった)

過去完了

They had not arrived when I got to the building. (私がその建物に着いた時、あの人たちはまだ到着していなかった)

ただし、助動詞の過去形の否定文は「そんなはずない」「~でないかもしれない」など、単純な過去を表すのではない場合も多く見られます。助動詞の意味合いと同じような意味の表現に置き換え、それを過去形の否定文にするほうが安全です。

<助動詞の意味合いを言い換えた過去時制の否定文(例)>

canをbe able toで言い換える場合

I was not able to say anything to him. (私は彼に何も言えなかった)

疑問文「~じゃないの?」と命令文「~するな」

疑問文や命令文にも否定文があります。

Yes/No疑問文のうち一般動詞の文は、do/does/didにnotをつけて短縮形にすればOK。
be動詞・助動詞・完了形のYes/No疑問文では、be動詞や助動詞、have/hasなどにnotをつけて短縮形にすれば完成です。

<否定のYes/No疑問文(例)>

一般動詞

Doesn’t he like this book? (彼、この本を好きじゃないの?)

be動詞

Isn’t she your sister? (彼女、あなたの妹じゃないの?)

助動詞

Can’t you read this message? (この伝言を読めないの?)

完了形

Haven’t you finish your homework? (まだ宿題を済ませてないの?)

疑問詞を使う疑問文の場合も、do/does/didやbe動詞、助動詞などにnotをつけて短縮形にしましょう。

<疑問詞を使った否定の疑問文(例)>
Why doesn’t he like this book? (なぜ彼はこの本を好きじゃないの?)

命令文の場合は、文頭にDon’tを置くだけで作れます。be動詞の文でもDon’tを使います。

<否定の命令文>

一般動詞

Don’t leave the door open. (ドアを開けっぱなしにしないで)

be動詞

Don’t be afraid to say no. (いやだと言うことを恐れないで)

まとめ & 実践 TIPS

notを使う否定文には、一般動詞のようにdo/does/didとnotを動詞の前に付けるパターンと、be動詞や助動詞、完了形のように直後にnotを置くだけでいいパターンがあります。

この原則を覚えてしまえば、否定の疑問文や一般動詞の命令文を作るのも簡単。あとはbe動詞の命令文を否定にする際にDon’tをつけるということを覚えておきましょう。

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