【Q&A】大学入学共通テストの英語 センター試験からどう変わる? 出題傾向や試験時間、リスニング対策についても解説[2021年度]

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従来のセンター試験に代わって実施される大学入学共通テスト。英語では出題内容や形式が大きく変化し、リスニングの配点が大幅に増えました。大学入学共通テストの英語にはどんな特徴があり、時間配分や対策はどう行えばよいのでしょうか?

この記事のポイント

センター試験英語から何が変わった? 特徴は?

大学入学共通テストの英語は、センター試験の英語とは別物と考えたほうが良いくらい変更されています。すべてマーク式での出題で「リーディング」と「リスニング」がある点は従来通りですが、出題の内容は配点の比率は大きく変わっています。

リーディングでは、発音・アクセント・文法・語法などを単独で問う問題がなくなり、長文読解の中で問われます。同時に、配点が従来の200点から100点に減りました。

リスニングでは、逆に配点が従来の倍となる100点に設定されています。問題量も約1.5倍になる他、大学の講義を聴いてメモをとりながら答える問題もあります。

リスニングで音声を聞いて解答する時間はセンター試験と同じ30分ですが、センター試験ではすべての問題が2回読み上げられたのに対し、共通テストでは、1回しか放送されない大問の方が多くなるとされています。放送される英文の語数も増える見込みです。

スピーキングやライティングはあるの?

2021年1月に実施される大学入学共通テストでは、英語のスピーキングやライティングはありません。
リーディングとリスニングは全てマーク式での出題です。

リーディングとリスニングはCEFRのどのレベルなの?

大学入試センター「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」によれば、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のA1からB1レベルとされています。出題内容は、実際のコミュニケーション場面に近い状況での会話・スピーチ・資料読解などです。

そのため、会話や文章の文脈理解が攻略のコツ。概要や重要ポイントを理解できるよう練習しましょう。

試験時間は?

大学入学共通テストの英語の試験時間は、それぞれ以下のとおりです。

リーディング・・・80分
リスニング・・・60分(解答時間は30分)

リスニングは音声に従って解答を進めます。

リーディングの時間配分は、平成30年度試行調査問題で43問あることから、単純計算で1問あたり1分半程度で解答するのが基準。
自分の得手不得手に合わせて解く順と時間配分を調整してみましょう。

リスニング対策の進め方は?

大学入学共通テストの英語のリスニングは、第1問と第2問は2回、第3問以降は1回のみ音声が流れます。第1問と第2問を確実に正解することを目標にしつつ、第3問以降は問題の「先読み」をして正答率を上げましょう。

大学入学共通テストの試行調査問題が大学入試センター公式サイトで公開されていますので、その問題や市販の予想問題などを使うとよいでしょう。

<リスニングのおすすめ対策方法>

一度解いて答え合わせをする
単語や表現の意味を調べる
音声原稿を見ながら音声を聞き、音読する(最低でも2回)
もう一度リスニング問題を解く

出典:
大学入試センターWeb
大学入学共通テスト 受験案内
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/jukenannai_gazo.html

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