appleは「アップル」じゃない!? 「大学入学共通テスト」リスニング勉強法で苦手克服

「大学入学共通テスト」が2021年の試験から導入されます。これまでのセンター試験とは異なり、リスニングの配点が英語全体の50%にまでアップ。リスニングが苦手だと英語全体の点数が大きく下がる恐れがあります。

英語リスニング対策はどうすればよいのでしょうか? TOEIC L&R 900以上を保持する元塾講師が、大学入学共通テストで使えるリスニング勉強法を解説します。

この記事のポイント

大学入学共通テスト・リスニングの注意点

大学入学共通テスト実施に向け、平成29年と30年にプレテストが行われました。出題内容から考えると、2021年のリスニングで気をつけなければならないのは以下の3点です。

 ● 多くの場合2回読まれるが、1回しか読まれない問題もある
 ● 問題数が増える(約1.5倍)
 ● 日常会話からの出題が多いが、大学の講義を聴いてメモをとりながら答える問題もある

音声を聞いて解答する時間は30分間。センター試験と同じです。しかし、問題数が増えているので、英文が読まれるスピードが速くなっています。TOEIC L&Rの音声と同じくらいの速さと言ってもよいでしょう。

英語の音を聞き取る練習をしよう

リスニングが苦手な人は“英語の音を知らない”ことが多く、次の2つに課題が見られます。
 ● 単語のスペルと音の対応づけができていない
 ● 音声変化を知らない

そもそも音を聴いてこなかったり「カタカナ英語」で覚えてしまったりしていることが主な原因です。

beautifulは「ビアウチフル」ではないし、appleは「アップル」ではありません。実際の英語では、「ビューリフォー」「アッポー」のように聞こえるはず。音声変化は、an appleが「アン・アッポー」ではなく「ア(ン)ナッポー」のようにつながった音になることです。

英語の音をきちんと聴いて体に染み込ませるには、「お手本を聴いて真似して音読」を繰り返すのが有効。音声原稿を見ながら聞こえてきた音を素直に真似して発音することで、スペルと発音の対応づけや音声変化を習得できます。

練習は音声がゆっくりのものから始めると良いでしょう。
 過去のセンター試験リスニング問題
 →大学入学共通テスト・プレテストのリスニング問題
 →模試や予想問題
という順番がおすすめです。

模試とプレテストの順番は逆でもいいのですが、「時間切れでできなかった!」とならないために、プレテストを優先させるほうが良いでしょう。

日本語で解ける? 和訳を見ながら解いてみよう

リスニング対策では音声にばかり意識を向けてしまいがちですが、“どのような問題が出るのか”を知るのも重要。それには、和訳のチェックが欠かせません。母語で解けない問題は、英語でも解けないからです。

リスニング問題集には、音声原稿の英文と和訳、選択肢の和訳が掲載されていることがほとんど。英語の発音練習と並行して、それらの和訳を使って問題を解いてみてください。

日本語で全部正解できるなら、あとは単純に英語力を伸ばせばOK。リスニング問題の内容も分かって、苦手意識の軽減にもなるでしょう。

もし日本語でも正解できないなら、必要な情報を読み取る力も磨く必要があるかもしれません。

まとめ & 実践 TIPS

大学入学共通テストの英語リスニングは、センター試験の2倍の配点となり問題数も増えています。

きちんと得点につなげるには、音声原稿を見ながらの音読や和訳を使った問題演習など、できるところから手をつけていきましょう。

英語の音や出題内容が分かってきたら、模試や予想問題にもどんどんチャレンジしてください。

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