英語リスニング対策には音読も! 追い込み時期の高校受験対策におすすめの教材は?

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高校受験で「どう勉強したらいいか分からない」と後回しになりがちなリスニングですが、入試での配点は意外に大きいものです。

追い込み時期が迫っている冬休み前、リスニング対策が手つかずなら、とにかく音読から始めましょう。今回は高校入試に向けた追い込み時期のリスニング対策を紹介します。

この記事のポイント

高校入試リスニング対策のおすすめ教材

リスニングの勉強をするにあたって必ず必要な教材が、音声データと音声の原稿(「台本」「スクリプト」などとも呼ばれます)。この2つは実は身近なところに転がっています。そう、学校の教科書とその音声データです。

ただ、入試対策で教科書を教材にできるのは夏休みくらいまで。冬休みが近づくと追い込み時期になるため、より実践的な教材が必要になります。

実践的な教材として確実に役立つのが、志望校の過去問題集でしょう。リスニング対策のため、必ず音声データと音声の原稿が掲載されているものを使ってください。

複数の志望校があるなら、難易度の低いものから取り組むのがおすすめです。

志望校のリスニング過去問題で満点をとれるようになったら、英検3級のリスニング問題などにも挑戦してみましょう。

リスニング対策の基本は音読! 原稿を見ながら真似して発音しよう

教材が決まったら、まずは音声の原稿をじっくり読んでみるのがポイント。読んでみて意味が分かれば、そのまま音声を聞く練習へ進んでOKです。

意味が分からない場合は語彙力か文法力が不足しているので、辞書や参考書を使って和訳しましょう。過去問題集にある原稿の和訳と自分の和訳を比べて、しっかり答え合わせもしてください。英文の意味が分かったら、音声を聞く練習へ進みます。

音声を聞く練習は、黙読から音読へと段階的に進めましょう。

<音声を聞く練習の手順>

 1. 原稿を見ながら音声をじっくり聞く
 2. 音声を1文ずつ止めて、原稿を見ながら真似して音読する(間違いやすい音は自分なりにカタカナで発音をメモしてOK。音声変化に気をつける)
 3. 音声を止めずに、原稿を見ながら音声を追いかけるようにして音読する
 4. スラスラ読めるようになったら、さらに5回ほど音声を追いかけて音読する

ディクテーションやシャドーイングでレベルアップ!

音読を繰り返すだけでもリスニング力向上を図れますが、さらにレベルアップさせるならディクテーションやシャドーイングに挑戦してください。

ディクテーションとは、原稿を見ずに音声をから聞き取った単語を全部書き出していく訓練方法。1文ずつ音声を止めて書き出したあとは、原稿と照らし合わせて間違えた部分や聞き漏らした部分がないかチェックします。thirtyとthirteenなど、日本人が間違いやすい単語は特に要注意です。

シャドーイングは、原稿を全く見ずに音声を聴き、ひたすらその音声を真似して発音していく訓練。音声は流しっぱなしにして、とにかく「どんどん音を真似する」ことに集中しましょう。自分で発音を再現できるようになれば、英語の音をもっと聞き取りやすくなります。

まとめ & 実践 TIPS

リスニング対策で使う教材は志望校の過去問題がおすすめ。音読から始めると無理なく進められます。志望校の問題で音読やディクテーション、シャドーイングができたら、英検3級や他のリスニング問題集にも取り組んでみましょう。

リスニング対策をしっかり行えば、きっと本番でも大きな得点源になりますよ。

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