会話文の読解ができないなら「質問」に注目! 会話は質問と応答でできている
- 勉強法
都立高校入試の英語では多くの会話文が出題されます。内容が分かりやすくまとめられている物語文や説明文とは異なり、会話文は2人以上の人の発言を読まなければなりません。
うまく会話文を読み進めるには、疑問文など押さえるべきポイントを知っておくと効果的。都立高校入試での出題傾向と読解ポイントを解説します。
会話文読解のポイント1:登場人物と疑問文をチェック!
会話文には複数の人物が登場します。そのため、登場人物とその人たちが求めていることを押さえることが最初のポイントです。
誰が何を求めているのか、どのような条件ならその人物が納得してくれるのかを読み取るには、まず疑問文(「?」がついている文)をチェックしましょう。疑問文を使って、その人物が知りたいことを質問している場合が多いからです。
「疑問文の内容」や「その疑問文に対する返答の内容」を問う設問がある場合は、答えやすい問題といえるでしょう。
会話文読解のポイント2:YesやNoに注目! 隠れた疑問文を見逃すな
実は、「?」がついていない文でも内容としては疑問文と同じような文が登場することもあります。
たとえば、次の会話例で1つめの英文の意味を考えてみてください。
会話例)
I know that you can play tennis very well.
( )
Oh, yes. I have played tennis since I was five.
うん、そうだよ。5歳からテニスをやってるんだ。
応答文から逆に考えると、( )に入るのは「テニスがとても上手なんだって?」というニュアンスになることが分かります。こうした形で隠れた疑問文になりやすい表現では、他に“I hear ~.”があります。
“Yes.”“No.”があったら、直前の文に「?」がついていなくても、「実質的に疑問文かも」と疑ってみてください。
会話文読解のポイント3:接続詞や欲求・希望・アドバイスの表現をチェック
「~の場合は何を」「いつ」「なぜ」に関わる以下の接続詞もチェックしましょう。これらの表現は、物事の関係性を表す代表的な接続詞です。
● if 「もし~なら」
● when 「~の時」
● before 「~の前に」
● after 「~のあとに」
● then 「それから・それなら(文頭にある場合)」「その時は(文末にある場合)」
● because 「なぜなら」
ついでに、欲求や希望(「~したい」)やアドバイスに関する表現もチェック! 登場人物Aが困っていることに人物Bがアドバイスをするタイプの会話文で特に重要です。
● want to do 「~したい」
● would like to do 「~したい」(丁寧な表現)
● I have to do 「~しなければならない」
● want 人 to do 「人に~してもらいたい」
● ask 人 to do 「人に~するよう頼む」
● tell 人 to do 「人に~するよう言う」
● you can ~ 「~できるだろう」
● you should ~ 「~すべきだ」
● I will 「~するよ」
まとめ & 実践 TIPS
会話は言葉のキャッチボール。「~はどうするの?」と聞かれたら「・・・するよ」と答えないと成立しません。この流れをきちんと追うには、やり取りをうながす表現を押さえることがポイントです。
ぜひ「質問と答え」や「アドバイスとそれへの応答」であることを意識しながら、会話文を読み進めてみてください。
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