2021年度から始まる中学校の新学習指導要領! 英語「聞くこと」の目標とポイントは?
- 勉強法
中学校では、2021年から新学習指導要領が実施されます。英語では「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の4技能を総合的に養うため、学習する英単語数や文法事項が増えることになりました。
今回は、新学習指導要領・中学校英語の「聞くこと」で掲げられている3つの目標を見ていきましょう。
目標1:日常的な話題について必要な情報を聞き取る
中学校英語の「聞くこと」、すなわちリスニングには3つの目標があります。1つめの目標は、日常的な話題で相手が話していることの大体の内容や重要なポイントを聞き取れることです。
日常的な話題とは、普段の生活で起こる出来事に関すること。たとえば、学校の行事、1日の出来事、天気、持ち物などがあります。いつ・どこで・誰が(何が)・どうする(どうなる)といった情報を意識して聞き取るのがポイントです。
相手が話すスピードは、小学校の時よりも速くなります。an appleが「アンナッポー」のように聞こえるといった「音声変化」に気をつけましょう。
目標2:日常的な話題について話の概要を理解できる
「聞くこと」の2つめの目標は、日常的な話題について全体の大まかな内容を理解できることです。1つめの目標との違いは、ピンポイントで必要な情報を聞き取るだけでなく、話全体として何を言っているのかが分かる必要があるという点です。
話される内容も、小学校の頃より長くなります。
たとえば、学校の先生が自分の好きなお祭りについて英語で説明したとします。全体を大まかに理解するために聞き取るべき内容は、以下の3点が考えられます。
●何のお祭りか(What)
●いつ・どこで開催されるのか(When・Where)
●なぜそのお祭りが好きなのか(Why)
細かい数字や具体例まで理解できる必要はありませんので、「全体として何が言いたいのか」をつかむことを意識しましょう。
目標3:社会的な話題について短い説明の要点が分かる
3つめの目標は、社会的話題に関する短い説明を聞いて要点を理解できることです。社会的話題とは、環境問題や国際協力など、ニュースで話題になるような内容を指します。
日常的な話題は、英単語がいくつか分からなくても自分の経験から推測して「あのことかな」と理解することができます。しかし、社会的な話題はそうとは限りません。
きちんと聞き取るには、どれだけ社会的な話題に関する英語表現を知っているかという語彙力とともに、日頃からどれだけニュースや地域社会を見ているかもポイントになるでしょう。
まとめ & 実践 TIPS
2021年から中学校で実施される新学習指導要領では、英語の「聞くこと」の目標が3つ設定されました。
日常的話題について聞くときは、“必要な情報”を聞き取ったり“全体の大まかな内容”を聞き取ったりすることが重要。いつ・どこで・誰が(何が)・どうする(どうなる)・なぜなどを意識して聞き取るのがポイントです。
社会的話題の場合は、今の日本社会や国際社会で話題になっていることをニュースなどで見ておき、関連する英語表現を調べておきましょう。
出典:
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編|文部科学省
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387018_010.pdf
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