保護者も知りたい！定期テストで好成績を取るヒケツ＜英語＞【大学受験】

お子さまの成績を左右する定期テスト。できるだけ良い成績が取れるよう、サポートしたいところですよね。そこで、定期テストでいつも成績上位者にランキングされていた先輩たちに、定期テストで好成績を取るヒケツを聞いてみました。今回は、英語のヒケツを３つご紹介します。

＜英語のヒケツ その１＞ 英語は音読から始める

英語で、最も多かったヒケツは「音読する」ことでした。多くの先輩たちが、英語長文を読むときだけでなく、単語やイディオムを暗記するときにも、声に出して覚えていたようです。英語は、音読しながら覚える方が記憶に定着しやすいとのこと。実際にこのヒケツを実行していた先輩たちの体験をのぞいてみましょう。

体験談
「英文はとにかく音読」

定期テストの２週間ほど前から、テスト範囲のレッスンの英文を、覚えるくらい何回も何回も音読しました。音読をすることにより、内容が頭に入ってくるようになり、どんどん英文の内容が理解できるようになりました。
（明治大　情報コミュニケーション学部）

「感情を込めて発音すると記憶しやすい」

英単語を覚えるときは、集中して黙々と覚えることも大切ですが、友達とふざけながら音読して覚えるのもおすすめです。私は、「sigh」と言いながらため息をついてみたり、「whisper」とささやいてみたりして、感情を込めて発音していました。このような覚え方なら一人でやっても覚えられそうですが、友達と一緒にやるとより記憶に残ると思います。
（横浜国立大　理工学部）

＜英語のヒケツ その２＞ 教科書の英文は覚えるくらい読み込む

「音読」の次に多かったのが「文章を覚えるくらい読み込む」ことでした。暗記するくらい読み込むことで、単語や熟語のみならず、文法も自然と身につくようです。

体験談
「本文を暗記することで、単語や文法が身についた」

教科書の本文を、すべて暗記してテストに臨みました。はじめは文法や単語を別々に覚えていたのですが、思いきって本文をすべて覚えたところ、自然と単語や文法を覚えることができました。

私のやっていた手順は以下です。
なめらかに読めるようになるまで本文を何回も音読する
→１文ずつ暗記するまで音読する
→覚えたと思ったら暗唱してみる
→それを繰り返す（暗唱は最初からやっていくと忘れません）
→全部暗唱できるようになったら紙にスペルを書く
→書けないものは何度も練習する
→すべて何も見ないで書けるようになったら終わりです。

集中して取り組めば、１ページの本文を１時間くらいで暗記できるようになります。この方法で毎回テストは90点以上取れていました。
（津田塾大　学芸学部）

「英文暗記は模試にも役立つ！」

テスト前には必ず教科書の文を覚えるくらい何度も書き出しました。こうして勉強するとなんとなく英語の文章が頭に入るので、定期テストで点数が取れるだけでなく、模試などで英訳するときや、英作文でも、「これって前に見た感じかも！」と気持ちに余裕を持って解答することができました。
（東北大　医学部）

＜英語のヒケツ その３＞ 英訳⇔和訳で真の実力を身につける

中には「ニガテだった英語を得意科目にした」という先輩も。その対策法で共通していたのが、「教科書の和訳から英文を作成する」という方法です。時間がかかる学習に思えるかもしれませんが、英文読解力、英作文力など、英語の学力を総合的に高める学習法として効果がある様子です。英語を得意科目にしたいとき、ぜひ試してみてください。

体験談
「英訳と和訳を行うことで、理解も２倍に！」

テスト範囲の英語の教科書の長文は、すべて日本語に訳し、授業で解説された訳と照らし合わせて、自分の訳との違いを徹底的に追究しました。それだけでなく、テスト一か月前からは、教科書の英文を和訳したものを、さらに英訳するという方法を行っていました。基礎力が全然ない、単語力も文法力も全然足りていない…と思っている人に、特にオススメの方法です。

ちなみに私は最初、英訳するのに一日潰していました。でも、しっかり向き合わざるをえない状況に追い込んでしまえば、意外と乗り越えられるもの。ニガテ科目もちゃんと向き合えば、克服できることを学びました。
（早稲田大　教育学部）