中学生英語リスニングの受験勉強法 家庭学習では音読で英語音声に慣れよう

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中学生の高校入試対策で必要な英語リスニング対策。家庭学習でリスニング対策を行うなら、音読がおすすめです。

音読なら、自分の口で音を再現することで英語の音がもつ特徴をとらえることができます。音読の具体的なやり方とともに、リスニング対策方法をお伝えします。

この記事のポイント

まずは英語の音に慣れることから

リスニングができるようになるには、英語本来の音を知る必要があります。たとえば、thやrの音、全体の抑揚やリズムなどです。英語の音を知らないままでは、いくらリスニング音声を聴いても意味をつかむのは難しいでしょう。

まず、英単語やフレーズ単位の音は、単語暗記の際に一緒に覚えてしまいましょう。そして、文単位の音やパラグラフ単位の音に慣れる練習では、音声変化(keep itが「キープイット」ではなく「キーピッ」になるなど)に注意しながら何回もお手本の音声を聴くことが重要です。

音読のすすめ! 自分で発音すれば英語の音を覚えやすくなる

英語の音をきちんととらえるには、音声を聴いてから自分の口で再現する「音読」がおすすめです。音を聴く時は、以下の点に注意すると発音のコツをつかみやすくなるでしょう。

<音読のポイント>

● 強く発音されているところと、弱く発音されているところを見つける
● 長く発音されているところを見つける
● 音声変化に気をつける(meet youは「ミーチュー」、don"t youは「ドンチュー」など)

英語学習での音読は近年注目されており、英語の4技能(読む・書く・聞く・話す)の向上に効果を発揮するとも言われています。声を出すことで、それまでと違う勉強方法の新鮮さや英語らしく発音できる楽しさも感じられるでしょう。

音声教材は教科書や過去問題の音声を活用

効果的な音読練習には、きちんとした「お手本」の音声を用意してください。

具体的には、教科書の音声教材や高校入試過去問題のリスニング音声などが便利です。教科書の音声教材は、多くの場合付属CDや公式ページにある音声データとして入手可能。高校入試問題のリスニング音声は、都立高校であれば東京都の公式ページから入手できます。

<音読を使ったリスニング対策>

● 音声原稿(教科書本文や試験問題のリスニング台本)を読んで、知らない単語・フレーズを調べる
● 教科書本文や台本に書かれている内容を理解する
● 音声を1文ずつ流して発音を練習する
● うまく発音できるようになったら、1パラグラフずつ音声を流して音読する
● 音声を止めずに流し、音声と一緒に音読する(5回~10回)

まとめ & 実践 TIPS

受験勉強でのリスニング対策に効果的な英文の音読。慣れないうちは1文ずつ区切って発音しましょう。慣れてきたら1パラグラフごとに音読を。音読は1回だけで終わらせず、何回も繰り返すことが大切です。

英語の音に耳と口を慣らすことで、リスニングの音声もずっと聴き取りやすくなるでしょう。


出典:令和2年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答表|東京都
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/ability_test/problem_and_answer/release20200221_01.html

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