受験生の春!高校入試に向けて、保護者のかたができるサポートとは?
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春から新学年となり、いよいよ中3受験生の保護者となるかたも多いのではないでしょうか。
お子さまを見ていて、「あまり勉強していないな……」と、不安になることもあると思います。
とはいえ、「もう受験生なんだから、毎日5時間は勉強しなさい!」などと怒鳴ったところで、お子さまにとっては無理ゲーでしかありません。
主人公であるお子さまが受験生としての意識を持ち、学習習慣を身に付け入試に挑むのが理想の姿。
その理想に少しでも近づけるように、今の時期に保護者のかたができるサポートをアドバイスしていきますね。
(勉強法アドバイザー 七海)
一緒にスケジュールを確認してみよう
「入試本番が近くなったら・部活を引退したら、本気出す!」というのはよく聞くセリフですが、そもそも入試本番っていつ頃なのでしょうか?
春の時点で入試日程は決まっていないことが多いですが、学校の年間予定を片手に、教育委員会や各高校のホームページで例年の説明会や入試日程の時期を一緒に調べてみてほしいです。
思春期全開で「一緒に」が難しい場合は、かわりに調べてあげて、お子さまにわかるように情報を共有していきましょう。
学校の行事や定期テスト、模試などの日程と併せて、リビングのカレンダーに書き込むなど、お子さまがいつでも見られるようにしておくといいですね。
そうすることで、「え? 中3の後半って、定期テストと模試と学校説明会と……忙しくない?」という気付きがあると思いますよ。
学習習慣づくりをサポートしてみよう
おおまかにでもスケジュールが確認できたら、「中3の後半ってやること多いね。今から毎日30分でも勉強したほうが、後々ラクになるんじゃない?」などとつぶやいて、少しでも机に向かうようにうながしてみてください。
いきなり「毎日5時間」は無理でも、「毎日30分」くらいなら何とかなりそうですよね。
たとえば、
- 夕食後は数学のワークを進める
- 寝る前は英単語の復習をする
というように、勉強する時間を固定して内容もある程度決めておくと、取り組みやすくなりますよ。
内申点対策&復習への取り組みをアドバイスしてみよう
「受験生になったけれど、具体的に何をすればいいかわからない」と、お子さまが不安を感じているケースも多いです。
今の時期はあくまでも内申点が大切だということを伝えて、日々の授業の復習や宿題、定期テストにしっかり取り組むようにうながしてあげましょう。
それにプラスして、少しずつ中1・2の復習に取り組んでおけると、夏休み以降に過去問を解くなど発展的な内容に進む土台ができて、安心です。
夏の終わりまでに中1・2の復習が一通り終わるように、一緒に計画を考えてあげるのもいいですね。
なお、内申点の扱い方は高校や地域によっても変わってきます。
気になる高校やお住まいの地域の入試制度は、早めに調べておくのがオススメですよ。
まとめ & 実践 TIPS
高校受験は約1年間の長丁場なので、保護者のかたもお子さまも、お互いラブ&ピースで乗り越えたいところ。
出だしから怒らず焦らず、日々勉強に取り組むことが大切だと伝えてあげてください。
授業や宿題をこなして経験値を上げ、「定期テスト」という中ボスを倒し、「内申点」というポイントをガッツリ稼ぐことが合格へのカギとなります。
今から準備を整えて、「入試本番」というラスボス戦に挑めるように応援してあげたいですね。
七海あかり
アドバイザー歴4年
自分自身が勉強や進路選択で悩んだ経験を同じように悩んでいる子どもたちのために役立てることができれば、という思いからアドバイザーに。簡潔に、わかりやすくアドバイスを伝えることを心がけている。
座右の銘:死ぬこと以外かすり傷
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