4月号教材にワクワク取り組めるコツ
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新学年への進級を目前にして、ドキドキとワクワクで胸がいっぱいになっているお子さまに届く4月号。学年スタートの教材を上手に活用して、お子さまのいきいきとした毎日を後押しできるような取り組み方のコツについてお伝えしたいと思います。
(赤ペン先生 河原)
4月号の開封で、取り組み前の雰囲気づくり
いつもの月より大きめのパッケージに入った4月号には、ちょっと特別感がありますね。低学年のお子さまにとっては、「教材」というより、面白そうなプレゼントが届いたという感覚に近いのではないでしょうか。
すぐにでも開けて中を見てみたい! そんなワクワク感がしぼまないうちに、お時間があればお子さまと一緒にパッケージを開封し、中をのぞいてみていただけたらと思います。楽しめそうな付録や教具、コンテンツなどを「こんなのもあるよ、楽しそう!」とおうちのかたが喜んであげたら、お子さまの気分はますます盛り上がることでしょう。
この時期、低学年のお子さまにも新しい日々に対して不安を感じることがあると思います。おうちのかたが取り組み前の雰囲気づくりをして、期待感のほうをより高めるようにすることで、モヤモヤした気持ちを小さくできるのではないでしょうか。お子さまは新学年への第一歩を「これから楽しいことが始まるぞ」というイメージを持って踏み出すことができるように思います。
4月号から自発的な学習習慣を育てる
やる気メーターが上昇したお子さまは、やれるところは全部やりたい! 春休みでヒマだから一日中ずっとやっていたい! という気分になり、いきなりパワー全開で突っ走ってしまうことがあるかもしれません。
意欲をくんであげたいところではありますが、残念ながらその取り組み方ではすぐに息切れしてしまうでしょう。無理なく学習習慣を付けるには、できるだけ細く長く、「少しずつ、毎日」がコツ。取り組みの最初のうちに「いつ、どのくらい取り組むか」をお子さまと話し合っておかれるのがよいと思います。
「いつ」については生活のルーティンと組み合わせ、「朝、歯を磨いたあと」「おやつを食べたら」「お風呂に入る前」などと決めるのが覚えやすくておすすめです。「どのくらい」については、「もうちょっとやりたいな」と思うくらいの少なさから始めると長続きします。
自発的に取り組む習慣ができるまでには、ある程度の期間が必要となります。4月号への取り組みをスタートラインと考え、お子さまが日々、負担なく取り組めているかを見守りながら、学習習慣を付ける練習を開始しましょう。
1年の初めに「まちがえても大丈夫」を教える
マルの時は調子よくゴキゲンだけれど、バツが付いたら途端にやる気を失ってしまう。低学年の時には、そんなことも多いかと思います。大人が考えるよりずっと、子どもたちはまちがえたことにショックを受けてしまうのですね。4月号に取り組む中でお子さまにそんな様子が見られたら、「まちがえても大丈夫だよ」「何度もやり直していいんだよ」とお子さまに伝えましょう。
とはいえまだ低学年ですから、「大丈夫」と言っても、まちがえると悔しがって泣いてしまうこともあるかと思います。でもおうちのかたの言葉は必ず届いていますよ。まちがえた問題にもう一度挑戦して正解できた時には、拍手喝采でほめてあげましょう。
新学年のスタート時に「まちがえてもやり直せばいい」と知ったお子さまは、失敗を恐れず、安心してさまざまなことに挑戦することができます。その力は勉強面にとどまらず、新しい生活のあらゆる場面で発揮されるでしょう。4月号での「まちがい」は、お子さまの大切な力を育む「お宝ポイント」でもあるのです。
まとめ & 実践 TIPS
ワクワクしながら開封した教材に毎日少しずつ取り組むことで、新しい学年に進級する心の準備が整っていくのではないかと思います。まちがえても、失敗してもなんのその、またやり直せばいいんだから。そんな気持ちは新たな道を進むお子さまにとって、心強いお守りとなることでしょう。4月号への取り組みが、お子さまの充実した1年のスタートを応援できたらと願っております。
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