リビング?自室?家の中で集中して勉強できるおすすめの場所は?【小学校高学年】

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勉強は家の中のどこでするのが本当はいいの?目が届くようにリビングでしてもらうのがよいのか、それとも自分の部屋でしたほうが力を伸ばせるのか。そんなお悩みをお持ちのかたに、家庭学習での環境づくりのポイントについてお伝えしたいと思います。

(赤ペン先生 河原)

この記事のポイント

お子さまが「集中できる場所」はどこか知っていますか?

小学校低学年のうちは、リビングやダイニングで勉強するお子さまが多いように思います。おうちのかたには宿題のまるつけがありますし、お子さまもわからないところをすぐに聞けるので、声をかけ合える範囲にいることがお互いにとってメリットになります。

迷われるのは高学年になってからではないでしょうか。低学年の時のままリビングで勉強しているのはいいけれど、気が散って集中できていないようにみえる。かといって自分の部屋に行ってしまうと様子がわからないので、ちゃんと勉強しているのか微妙になるし・・・。どちらに決めても一長一短で、モヤモヤが残ってしまいますね。

では、視点を変えてみましょう。お子さま自身は、おうちの中のどこで勉強するのがよいと思っているかを知っていますか?もしご存じないようでしたら、こんなふうに質問してみましょう。「うちの中のどこで勉強したら、いちばん集中できると思う?」

勉強するのは、その日いちばん集中できそうな場所で

「どこで勉強したいか」ではなく「どこだったら集中できそうか」をたずねるのが、この質問の目的です。もしかするとそれは「リビング」や「自分の部屋」以外の場所かもしれません。またいつも同じではなく、そのときの気分や勉強内容によって変わることもあり得ます。

学校では自分の机が決まっているので、「今日は窓際」「翌日は廊下側」などと一人だけ自由気ままに移動したりできませんが、おうちではそれが許されるわけです。シーンとしているとかえって集中できないという日もあれば、一人きりでじっくり考えたい日もあるでしょう。

お子さま自身がその日いちばん集中できそうな場所を選び、そこで勉強してよいことにするのはいかがでしょうか。「どこが集中できそうかな」と考えることは、自分自身を見つめ、自分なりの感覚を磨く練習にもなると思います。

集中できる環境づくりをサポートしましょう

コロコロ場所を変えたら、落ち着いて勉強できないのでは?とご心配な場合には、タイマーの利用がおススメです。集中力がより高まりますし、集中したほうが短時間で効率よく勉強できると知ってもらうチャンスでもあります。

最低の時間数だけ、あらかじめ話し合って決めておき、そのうえで「今日は何分」とお子さま自身が分数を決めてスタートすれば、さらに自覚を持って勉強に取り組むことができると思います。

お子さまが選んだ場所がリビングなら、テレビや音楽が集中の邪魔になっていないかを確認し、そうであればタイマーをかけている間は協力しましょう。自分の部屋を選んだ場合には、タイマーが鳴ったら部屋を訪ね、集中の成果を聞いてみてもよいと思います。

まとめ & 実践 TIPS

家庭学習の環境づくりでは「集中できること」と「自発的であること」がポイントになります。今勉強している環境でその二つが実現しにくいようであれば、集中できそうな場所をお子さま自身に選んでもらい、自ら時間数を決めてスタートしてもらってはいかがでしょうか。勉強に対する意識を変えるきっかけになるかもしれません。

「どんな場所でどういう状態だったら集中できるのか」を探ることができるのは、家庭の中ならではのことです。「自分なりの集中の仕方」をつかむために試行錯誤するお子さまを見守るのも、環境づくりサポートの一つであるかと思います。

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生歴8年。4年生担当。
高校生の時、「赤ペン先生」の心のこもった美しい字のおたよりに励まされた思い出があり赤ペン先生に。子どもたちへは、「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という想いを持ちながら、一生懸命に書かれた解答を尊重し、大切なポイントが一目でわかる指導を心がけている。
趣味:読書とフルーツ酢作り
自己紹介:のんびり屋、でも好きなことには熱い一面も。
中高生三児の母。

プロフィール



赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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