モネの世界を、アートと食を通して体感しよう!「【直島で味わうクロード・モネ】地中美術館 朝の貸切プログラム付プラン」【直島アート便り】

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直島の地中美術館で作品が公開されている作家の一人、クロード・モネは、自ら野菜やハーブを育てたり、料理をしたりと、食に関して強いこだわりを持っていたと言われています。
「『直島で味わうクロード・モネ』地中美術館 朝の貸切プログラム付プラン」は、地中美術館の開館前に自然光を取り入れた空間でモネの作品を鑑賞するだけでなく、モネの食にちなんだ料理もお楽しみいただける期間限定のプランです。
「アート」と「食」の2つの側面から作品について深める体験とはどのようなものなのでしょうか。

この記事のポイント

地中美術館とクロード・モネ

地中美術館の構想は、モネが描いた2×6メートルの作品を取得したことをきっかけに始まりました。瀬戸内海を望む直島で、「よく生きる」とは何かを考える場所をつくるために、美術館の核となるモネの「睡蓮」をどのように見せるかが当初の課題でした。

クロード・モネ室 写真:畠山直哉

地中美術館には、「睡蓮」の連作のうち、モネが70歳を過ぎてから描き始めた5点が展示されています。
晩年のモネは、絵画そのものだけでなく、絵画が設置される空間にも関心を持つようになります。地中美術館のクロード・モネ室は、自然光の中で作品を鑑賞することや、壁面や額を白色にすること、視線を途切れさせないために部屋の角をとることなど、随所にモネのアイデアが反映されています。

また、チケットセンターから美術館までの道のりには、モネがフランスのジヴェルニーで手掛けた庭から着想を得た「地中の庭」があります。モネが晩年に好んで描いた睡蓮をはじめ、柳やアイリスといった植物が取り入れられており、モネが描いた自然の美しさを体感することができます。

モネのレシピを堪能する

2021年12月から2022年2月限定の「『直島で味わうクロード・モネ』地中美術館 朝の貸切プログラム付プラン」は、ベネッセハウスの宿泊と地中美術館の鑑賞がセットになっています。
ゲストは1日目の夕方、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトにつくられたベネッセハウスにチェックインします。

ベネッセハウス パーク 写真:鈴木研一

ベネッセハウス テラスレストラン 写真:渡邉修

夕食は、海辺に建つテラスレストランにて、モネが残したレシピをもとにつくられた料理を含む、特別コースを味わいます。

前菜イメージ(実際にご提供するメニューとは異なる可能性があります)

デザートイメージ(実際にご提供するメニューとは異なる可能性があります)

かつてモネが食していた味を知ることで、偉大な画家モネのイメージから少し身近に彼の人柄を感じることができるのではないでしょうか。また、食という側面から、モネ自身の暮らしや趣向が見えてくるかもしれません。

朝の光でモネの作品を鑑賞する

地中美術館のクロード・モネ室は、天井から降り注ぐ自然光で作品を鑑賞するため、夏の強い光と冬の柔らかい光で見え方が異なるのはもちろん、時間帯や天候によっても作品の見え方が異なります。

2日目は、「地中美術館 朝の貸切プログラム」に参加し、美術館開館前に早朝の冬の光でモネの作品を特別に鑑賞することができます。

このツアーでは、美術館スタッフがモネを中心に館内を案内します。モネの作品制作の様子や暮らしについて知ることで、作品の見え方が変わるかもしれません。

地中カフェ 写真:清水健夫

ツアーの最後には、瀬戸内の景色を眺められる地中カフェにて、今回の体験を振り返ります。

モネは美味しいものを食べたときや、自分の納得がいく作品ができたときに、よく手紙を出して自分の気持ちを誰かに伝えていたそうです。感じたことや考えたことを言葉にしてみることで、モネの過ごした日々を追体験するとともに、自分自身と向き合うことができるのではないでしょうか。

「アート」×「食」の可能性

美術館で作品を鑑賞する際、作家の暮らしや趣向に思いを馳せることで、新しい見方に出合えるかもしれません。また、考えをめぐらせるだけでなく、実際に作家にまつわる料理を食べたり、作家がしていたことを追体験したりすると、より作家をリアルに感じることができるでしょう。「アート」と「食」を通じて直島ならではのモネの楽しみ方を味わってみませんか。

「『直島で味わうクロード・モネ』地中美術館 朝の貸切プログラム付プラン」の詳細はこちら。(2021年11月現在)

プロフィール



「ベネッセアートサイト直島」は、直島、豊島、犬島などを舞台に、株式会社ベネッセホールディングスと公益財団法人 福武財団が展開しているアート活動の総称です。訪れてくださる方が、各島でのアート作品との出合い、日本の原風景ともいえる瀬戸内の風景や地域の人々との触れ合いを通して、ベネッセグループの企業理念である「ベネッセ=よく生きる」とは何かについて考えてくださることを願っています。
https://benesse-artsite.jp/

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