英語が嫌いな子ども…好きになってもらうにはどうしたらいいの?

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お子さまは英語に楽しく取り組めていますか?2020年4月から、小学校の英語教育が必修化されました。「英語が好き!話せるようになりたい!」と張りきっている場合はおうちのかたも安心ですが、「英語が嫌い!」と言い出したら先行きが不安になりますよね。そんなとき、どのように対応すればよいのでしょうか。

(赤ペン先生 吉田)

この記事のポイント

「嫌い」なのには理由がある

まずは、焦らないで「嫌い」というお子さまの気持ちをしっかり受け止めてあげましょう。それから、「どんなところが嫌いなのかな?」とじっくり理由を聞いてあげましょう。もしかすると、「勉強」という意識が強すぎてプレッシャーになっているのかもしれません。あるいは、どこかでつまずいているのかもしれません。つまずいている場合は、一緒に教科書を見て内容を確認してあげるのもよいですね。
ここで、大切なのは、無理強いをしないことです。中学校に入って困らないためにも、何とかしなければという気持ちばかりが先走ってしまうと、ますます悪化させてしまいます。「勉強」と思わせないで楽しく英語にふれさせる環境をつくりましょう。きっと、「楽しい」が「好き」につながっていくはずです。

英語をお子さまの興味に結びつける

お子さまが好きそうな英語のテレビ番組を一緒に見ることをお勧めします。言葉の意味がわからなくても映像を見るだけで、子供は以外と内容を理解できるものです。アニメや動物の番組などお子さまが興味のある内容のものにふれることで、英語が自然に耳から入ってきます。
音楽が好きなお子さまなら英語の歌を聴くのもいいですね。案外、子供のほうがよく知っていたり、よく聴き取れたりするものなので、そんなときは、「すごいね!」と心からほめてあげましよう。それが、お子さまの自信につながります。
そして、いちばん大切なのは、おうちのかたが一緒に英語を楽しむことです。お子さまは、自分が興味のあることに、おうちのかたが共感してくれることをとても喜びます。「おもしろいね!」「へー!知らなかった、そうなんだ!」などと何気ない会話を楽しむことが、英語への抵抗感を薄れさせていくことでしょう。

英語のメリットを伝える

「英語であいさつや自己紹介ができたらかっこいいね!」「おもしろい海外の動画サイトを見て楽しめるよ!」また、サッカーや野球などのスポーツが好きなお子さまでしたら、「英語ができたら、あこがれの外国人選手とも話せるよ。」などと、英語を学ぶことで、夢や興味の幅が広がることを伝えてあげると、お子さまに「英語を話せるといいことがありそうだな」という気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか。
英語が話せることで、「何を実現できるか」を感じ取ることができれば、具体的な目標ができて、学習意欲にもつながっていくはずです。

まとめ & 実践 TIPS

毎日の生活で、私達はさまざまなところで、英語を目にし、耳にします。生活の中で自然に英語にふれていくうちに、「わかると楽しい」というイメージをもてるようになり、英語を「使ってみたい」「もっと知りたい」という気持ちが育まれていくかもしれません。
また、英語の授業以外の場面で、「外国人に道を教えてあげることができた」「相手の英語が理解できた」などのようなちょっとした成功体験がきっかけで、お子さまの世界が変わるかもしれません。
今は「嫌い」でも、気持ちは変化していくものです。英語の学習は、まだ始まったばかりです。余裕をもって長い目で見てあげましょう。

吉田かさね

赤ペン先生 吉田かさね

赤ペン先生歴26年。3年生担当
高校生のとき、進研ゼミを受講していて、赤ペン先生の文字の美しさ、丁寧さ、優しさにふれ、自分もこんなふうにできたらいいなと思い、赤ペンの道へ。日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思えるような声かけ・指導を心がけている。
また、続けることで、力がついたと実感でき、自信をもってもらえることが一番の励み。
趣味:読書・舞台鑑賞
自己紹介:ケセラセラ(なるようになる!)
一男一女の母。

プロフィール



赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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