教育にも必要なICTとは? 小学校での具体例を分かりやすく解説

最近よく耳にする“ICT教育”ですが「具体的に何のこと?」と首を傾げる方は多いのではないでしょうか。

ICT教育とは、情報通信技術を教育の現場でも活用しようという取り組みです。学校での具体例とともに、ICTを使った家庭学習について見ていきましょう。

この記事のポイント

ICT教育とは? たとえば大きなスクリーンやデジタル教科書

ICTはInformation and Communication Technology(情報通信技術)の略。日本でこれまでITと呼ばれてきた内容とほぼ同じ意味です。ただし、ITがコンピュータなどの情報技術を指す一方で、ICTはその活用に重点を置く言葉として使い分ける場合もあります。

身近な例では、データを集めたり、分析したり、データや分析結果を活用して機器を動作させたりするなどのことです。

ICT教育は、教育の現場でICTを活用することを指します。タブレット型PCに全ての教科書やさまざまな教材をダウンロードして、いつでもどこでも教材を使えるというのが典型的なイメージでしょう。教室の大きなスクリーン上に画像や映像を映すことで授業を分かりやすくするという方法もあります。

他には、たとえばお子さまのテスト結果・成績・クラブ活動の情報などをデータで管理して、三者面談や成績表の作成に活用することも可能です。

ICTは学校でどのくらい進んでいる?

では、実際にどのくらい教育のICT化は進んでいるのでしょうか。

令和2年に公表された「学校における教育の情報化の実態等に関する調査(速報値)」によれば、以下のような調査結果が出ています。

<教育用コンピュータの設置状況>

● 小学校・・・約114万台(5.5人に1人)
● 中学校・・・約61万台(4.8人に1人)

<デジタル教科書の整備状況>

● 指導者用のデジタル教科書を整備している割合
 ・小学校・・・約60%
 ・中学校・・・約65%
● 学習者用のデジタル教科書を整備している割合
 ・小学校・・・約8%
 ・中学校・・・約10%

先生が授業で使えるデジタル教材を整備する学校は増えたものの、お子さまが自分で使える学校はまだまだ少ないようですね。

それでも、今後少しずつ導入が進んでいきますので、なるべく早いうちにご家庭でもICT利用の練習をしておくとよいでしょう。

ICTを使った家庭学習って具体的に何をするの?

家庭学習でICT活用の練習を行う場合、まずはスマホやタブレット、パソコンといった端末とインターネット回線が必要です。

それらを用意できたら、以下のポイントを考慮しながら、オンライン学習コンテンツやツールを利用してみましょう。

<家庭学習でのICT活用のポイント>

● 情報セキュリティの確保や情報モラルに留意する
● 動画などは公的機関や教育機関等が配信しているものを優先する
● オンライン会議システムなどもICT教育に使える

インターネットで検索すると、オンライン学習コンテンツとして漢字の書き取りや音読、算数のパズルなどを見つけられるでしょう。

オンライン会議システムの利用では、親戚や友達と通話することで、ICT利用を体験・練習することができます。

まとめ & 実践 TIPS

データ収集・蓄積や分析、連絡手段として便利なICTを教育現場で活用すれば、子どもたちにとって学習や指導の内容がより分かりやすくなるというメリットがあります。

ICTをどう使うか、その技術を使って実際に何ができるのかをご家庭でも学習しておけば、実際にお子さまの学校でICT教育が始まった際にスムーズに対応できるでしょう。


出典:
総務省「令和2年版 情報通信白書」(p.445)
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/pdf/index.html

学校における教育の情報化の実態等に関する調査(速報値)|e-Stat
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400306&tstat=000001045486&cycle=0&tclass1=000001143589&tclass2=000001143590

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