ウィズコロナの修学旅行 子どもの学校で実施が決定…どんな対策が必要?

学校生活で、子どもたちの心に残るイベントの一つに、修学旅行があります。新型コロナウイルスの影響で延期となっていた予定を、対策を講じて実施する学校、感染状況を鑑みて取りやめる学校など、対応はさまざまです。実施する場合に、学校や宿泊・見学施設、保護者は、どのような対策が必要なのでしょうか。

この記事のポイント

まず飛沫と接触の感染2経路を断つ

日本旅行業協会は、国内修学旅行の手引きの第3版を公表しており、旅行会社だけでなく、教員や児童生徒、保護者、各施設が注意すべき点を示しています。文部科学省も、この手引きを活用するよう、全国の教育委員会に示しています。
手引きでは、修学旅行の感染対策をする際に、①主な感染経路である飛沫感染と接触感染のそれぞれのリスクに応じて対策を取る②飛沫感染は、換気の状況を考慮しつつ、人と人との距離をどの程度確保できるかを評価する③接触感染は、他者と共有する物品や、手を触れる場所の頻度を特定し、対策を講じる……を挙げています。マスクや消毒、換気などの具体的な行動を示す前に、「飛沫感染」と「接触感染」の二つの経路を断つべきことを押さえているのが重要です。

ハンカチは「1日1枚」

手引の中から、学校でできること、家庭でできることを分けてみましょう。
まず、学校では、▽マスク着用や手洗い、せきエチケットなど、感染防止対策の事前指導をする▽出発前の健康観察を徹底し、発熱・体調不良の子どもは参加を取りやめる▽旅行中も、朝・夕の定期的な検温を実施する▽重症化リスクのある子どもを把握する▽参加同意書を作成し、保護者に提出してもらう……など、普段の感染予防にプラスアルファした対策が必要です。
一方、家庭では、▽感染者との濃厚接触がある場合は、保健所や医療機関の指示の下、参加の判断を仰ぐ▽ハンカチ等は個人で1日1枚とし、共用しない▽体温計やティッシュを持参する▽食事アレルギーや既往症の事前調査の際に、新型コロナの重症化リスクの可能性を学校と協議する▽旅行終了後の健康観察を行う……など、学校と連携した対策が必要になってきます。

旅行会社任せにせず、協力して

新幹線やバスなどを利用した長時間の移動や、施設見学、体験学習中の感染予防は、教員や保護者も不安になるところです。手引きでは、旅行行程上の対策として、▽集合や解散場所には、開放した広い場所を確保する▽新幹線では、車内の移動を控え、座席を回転させずに利用する▽貸し切りバスは換気をし、可能なら座席の間隔を空け、乗車人数を減らす▽食事は一人ずつのセットメニューとする▽観覧施設や体験活動施設を利用する際は、各施設で感染対策を講じてもらうよう依頼する……などを例示しています。

まとめ & 実践 TIPS

移動中や訪問先の対策を万全にしても、子どもたちが大きな声で話たりし、手洗いを怠ったりしてしまっては、意味がなくなってしまいます。逆に、対策を厳密に決め込んで縛られ過ぎると、教育活動としての修学旅行の意味が薄れてしまいます。
飛沫感染と接触感染のリスクを、最小限の労力で、いかに減らすか。旅行会社や施設任せではなく、学校や家庭が協力し、子どもたち自身も意識して努めることが、ウィズコロナの修学旅行を安全で有意義なものにすることにつながりそうです。

(筆者:長尾康子)


一般社団法人 日本旅行業協会 「旅行関連業における新型コロナウイルス対応ガイドラインに基づく国内修学旅行の手引き(第3版)」
https://www.jata-net.or.jp/virus/

プロフィール

長尾康子

長尾康子

東京生まれ。1995年中央大学文学研究科修了。大手学習塾で保育雑誌の編集者、教育専門紙「日本教育新聞」記者を経て、2001年よりフリー。教育系サイト、教師用雑誌を中心にした記事執筆、書籍編集を手がける。

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