ひらがなの勉強はいつから始める? 適切なタイミングと学習法
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我が子と同じくらいの年齢の子が、上手にひらがなの読み書きができていると「我が家も早く始めなければ!」と焦りを感じてしまうものです。しかし、ひらがなの勉強は早く始めればよいというわけではありません。適切なタイミングを見極めて楽しく学習できるよう、ひらがなの勉強を始める目安やおすすめの学習法をご紹介します。
この記事のポイント
ひらがなの勉強を始めるタイミング
ひらがなの習得は、小学校入学までを目安にするとよいでしょう。入園前や年少から勉強を始めている子もいますが、始めるタイミングが早ければ早く覚えられるというわけではありません。どんなに早く開始しても、子どもがひらがなに興味を示さなければ習得にはつながりにくいからです。
子どもがひらがなに興味を持ち始めたタイミングで、本格的に勉強を開始するとよいでしょう。ただし、9割以上の子どもが年長までにはひらがなを読めるようになっているというデータもあります。小学校入学前の習得を目指すのであれば、遅くとも年長の前半までには勉強を始めたほうがよいかもしれませんね。
- ひらがなの習得の目安は小学校入学
- ひらがなに興味を持ち始めたら勉強開始
- 遅くとも年長の前半頃までには開始しよう
おすすめの学習法
ひらがなは読みから覚えると、書き方の勉強がよりスムーズになります。ひらがなシートを部屋やお風呂場など子どもが目につきやすい場所に貼り、日頃からひらがなに触れる機会を増やしてみましょう。絵本やママが書いた手紙など、子どもが興味を示しやすいものを親子で一緒に読んでみるのもよいですね。また遊びながらひらがなを覚えられる、かるた遊びもおすすめです。
ある程度読み方を覚えたら、書き方の勉強を開始します。書き方の練習の際には、市販のドリルや教材を活用したり、保護者のかたが書いた文字をなぞったりしながら練習するとよいでしょう。筆圧が弱かったり鉛筆の持ち方が上手くできなかったりする時には、お絵描きしながら楽しく練習するとよいですね。
- ひらがなシートなどを活用して読み方を習得
- 読み方を覚えてから書き方の勉強を始める
- 筆圧や鉛筆の持ち方はお絵描きで練習
子どもの成長に合わせて無理なく進めよう
ひらがなに興味を持ち始める時期や、習得するまでの期間には個人差があります。まずは子どもが興味を持つよう、本格的に勉強を開始する前に遊びの中にひらがなを取り入れてみることから始めるとよいでしょう。
ひらがなの勉強をしている時に子どもが間違ったり出来なかったりすると、つい口を出してしまいそうになりますが、まずはたくさん褒めましょう。注意されてばかりいると、子どもは失敗を恐れてやる気を失くしてしまう可能性があります。勉強が楽しいと思えるようになると、自分から積極的に取り組めるようになりますよ。
- 興味を持つ時期や習得する期間には個人差が
- 幼いころからひらがなに触れる機会を
- たくさん褒めて勉強が楽しいことを教える
まとめ & 実践 TIPS
ひらがなの勉強を始める時期や、習得までの期間には個人差があります。しかし子どもがひらがなに興味を持ち始めたタイミングで勉強を始めることで、無理なく進めていくことができるのです。幼いうちからひらがなに触れる機会を増やし、子どもの成長に合わせて無理なく小学校入学までの習得を目指していけるとよいですね。
出典:文部科学省「平成24年度幼児教育実態調査」(平成25年3月)」幼児教育、幼小接続に関する現状について
URL:
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/053/siryo/__icsFiles/afieldfile/2015/05/25/1358061_03_01.pdf
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