英語学習のスタートでつまずき単語暗記が苦手な中1生 2学期から挽回するには音読から始めよう!

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中学1年生の英語学習の基本は、英単語暗記。しかし、新型コロナによる休校で学習方法がよく分からないまま1学期を終えたという生徒さんもいるかもしれません。

近年、英語学習で音読が注目されています。2学期からの巻き返しに、音読から始める英単語暗記やテスト対策を試してみませんか。

この記事のポイント

英語学習は音読から! 教科書の音声をフル活用して

英単語暗記でおすすめの方法なのが、教科書の音読。発音から英単語を覚えることで記憶に残りやすくなり、1つの文章で複数の単語をまとめて覚えることが可能です。読むだけですので、反復学習も素早くできますし、長時間机に向かうのが難しい生徒さんでも取り組みやすいでしょう。

教科書の音読には、教科書付属の音声CDや公式サイトの音声データが便利。音声をよく聴いて「とにかく繰り返し読む」ことで、まずは音から英単語を覚えていきます。

単語テスト対策は「音読+書く」で覚える

英単語テスト対策では、音から覚えた英単語の意味を日本語で書いたり、スペルを書いたりする練習をします。

まずは各英単語の音を電子辞書などで再確認。真似して発音し、スペルを書き写しましょう。

次に、そのスペルの右側に、教科書で出ていた日本語の意味を書きます。意味を書けたら、さらに右側に何も見ないでスペルを書いてみてください。

もし正解していたら次の単語へ。間違っていたら、正解するまで「スペルの確認→スペルのテスト」を繰り返しましょう。

英単語を5個くらい覚えたところで、自分で確認テストを行います。全問正解なら次の英単語へ進みましょう。

定期テスト対策は教科書本文の書き写しと和訳

定期テストは教科書や学校の問題集から出題されることが多いもの。音読で、すでに大体の内容に繰り返し触れていますので、定期テスト対策では教科書に出ている英文を和訳する練習を行いましょう。

必要な英単語やフレーズ、和訳の勉強ができる以下の方法がおすすめです。

<中1生 英語の定期テスト対策>
1. 教科書本文を2行おきにノート左ページに書き写す
2. 英単語やフレーズにマーカーを引く
3. マーカーを引いた単語やフレーズの意味を教科書や辞書で調べる
4. 右ページに左ページの和訳を書く(訳せないところは飛ばす)
5. 授業やプリント、教科書ガイドなどで和訳の答え合わせをする
6. 間違えたところ・分からなかったところは英単語と文法を確認し、もう一度和訳する
7. 仕上げに、試験範囲の教科書本文を10回音読する

テストで高得点を狙うなら、学校の教科書や問題集の問題も解けるようにしておくとよいでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

英語学習の基礎となる英単語暗記。音読は机に向かっていない時でも効率的な学習が可能で、単語の書き取りテストや定期テスト対策の準備にもなります。2学期に向けて、音読で英語の巻き返しをしていきましょう。


出典:小原弥生(2011)「中学校の英語教育における音読の種類・目的・使用法 : 段階別の分類をふまえて」
https://obirin.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1383&item_no=1&page_id=13&block_id=34

出典:デジタルコンテンツ「二次元コード/Dマーク」|東京書籍
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/chu/eigo/dmark.html

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