中学校の定期テスト前はどうやって学習すればいい?努力を無駄にしない計画の立て方
- テスト対策
中学校の授業は小学校に比べて進度が早く、深い理解が求められます。中学校の定期テストの成績は、高校受験にも影響するので、できれば効率よく学習して成績に反映させたいですよね。
定期テスト前にできる対策と普段から心がけておきたいポイントを紹介します。
テスト範囲が出たらすぐに学習計画を立てる
定期テストは、テスト範囲が出たらすぐに学習計画を立てましょう。中学校の定期テストは、2週間ほど前にテスト範囲が告知される場合がほとんどです。
小学校のまとめテストと違い、中学校のテスト範囲は広く、闇雲にテスト範囲の学習をしても、しただけの努力が成績に結びつくわけではありません。
特に、全ての科目でテストがある期末テストは、科目ごとの「暗記中心」「演習中心」の学習特性を理解して学習しないと、あっという間に時間切れになってしまいます。
主要5科目の学習特性について
- ・国語:文章の読み込み・理解が大切
- ・数学:公式の暗記・演習が重要
- ・社会:重要語句の暗記
- ・理科:重要語句の暗記・演習
- ・英語:文法・単語の暗記・演習
暗記か演習かによって時間配分を変える
数学や理科のように、基本事項を暗記したら演習問題を解く必要がある科目は、テスト対策にも時間がかかります。
社会や国語のようにどちらかというと暗記中心の科目は、暗記のコツさえつかんでいれば、演習が必要な科目よりもテスト対策に時間がかかりません。
学校の授業の他に部活、塾と忙しい中学生がテスト対策に使える時間は限られています。上手にタイムマネジメントをして、テストに備えたいですね。
忘却曲線を活かした暗記対策
- ・学習した1時間後には半分以上を忘れる
- ・勉強したその日に復習することも効果的
- ・復習のタイミングは翌日以降4日程度の間隔
- ・例:翌日、4日後、7日後、11日後……
定期テスト前に苦手と不明点を意識しておく
できることなら、定期テストの範囲が告知されてから計画を立てるのではなく、日頃から学習内容の定着を意識しておきましょう。普段から「どこまで理解したのか」を意識しておくことで、定期テスト直前に焦ることもなくなります。
毎日学校から帰ってきたらその日にやったことを簡単に復習して「苦手」「よくわからなかった」と分類しておくだけで、テスト前の復習ポイントを絞ることができます。効率的に学習することができますよ。
苦手を見つけるポイント
- ・小テストで得点が取れているか
- ・授業で解いた例題は解けるか
- ・歴史や実験の流れを言えるか
- ・英語や国語の教科書を要約できるか
まとめ & 実践 TIPS
小学校時代にはなかった定期テストは、高校入試にもつながる大切なテストです。地域によっては「入る高校によって子どもの将来が決まってしまう」と気遣う保護者もいます。
定期テスト対策は、テスト範囲が明らかになる2週間前には始めた方がいいでしょう。全ての教科の時間配分を同じにすると時間が足りなくなってしまうので、暗記か演習かで分けるとスムーズですよ。
一度定期テストで失敗しても、次に活かせば大丈夫ですが、できれば日頃の家庭学習でカバーできるようにしたいですね。
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