行って安心! 大学も入試も変わる今、保護者がオープンキャンパスで見るべき点とは?
変わる大学入試を受けることになる、今の高1・高2。「大学入試が変わるけど、気になっている大学の入試って、具体的にどうなるんだろう?」「そもそも、うちの子に合った大学ってどこ?」と、保護者の方も、不安ではないでしょうか?でもその不安、実はオープンキャンパスに行くことで、解消する可能性が高いんです。今の大学は、保護者世代が通っていたころと、授業の受け方から入試情報まで、かなり違います。お子さまの進路を考えるためにも、保護者世代がオープンキャンパスに行くのは、とても大事なのです。今回の記事では、大学も入試も変わっている今…保護者がオープンキャンパスでチェックするのにオススメな点を、お伝えします。
チェックポイント①今の大学を知って、「うちの子に合うか?」をチェック!
オープンキャンパスでは、まずは保護者が「今の大学」を知ることから始めましょう。今の大学は、保護者世代の大学と大きく変わっているからです。例えば、学部名ひとつとっても、違います。保護者世代が受験生のころは「文学部」「理学部」「農学部」など、学部名を見れば学べる学問内容を、ある程度想像できました。でも現在は、複雑になった社会課題に対応するために、「国際」「情報」「地方創生」「コミュニケーション」といったキーワードを含む学部・学科が増加。さまざまな学問領域を横断した、融合的な学びをめざす大学が、増えています。また、授業形態も違ってきています。保護者世代は、大学の授業というと、大教室での講義…というイメージかもしれません。しかし最近は、少人数でアクティブラーニングの授業が増えています。そんな保護者の時代とは違う、今の大学を知るのにオススメなのが、大学紹介のプログラムです。その大学の特長を知ることができるのは、もちろんのこと。
「アドミッション・ポリシー(大学が求める人物像)」を知って、「この大学は、うちの子にあうか?」を、保護者観点で考えることができます。大学紹介のプログラムに参加し、実際に話を聞くことで、「高校時代にどんな力をつけておくべきか」「その大学でどのような力をつけられるか」がより身近にわかるので、ぜひ参加してみてくださいね。
チェックポイント②保護者だから気になる費用・就職状況をチェック!
保護者がオープンキャンパスに参加するとき、費用・就職状況は、チェックしておきましょう。というのも、お子さまは、大学の模擬授業や、学食・施設など、好きなところに目が行きやすいもの。費用面・就職状況といった、現実的な点は、保護者が確認しておくのがオススメです。いざ受験が決まったときも、慌てずにすみますよ。特にオープンキャンパスでは、保護者向けのプログラムで、学費や就職のことを話す大学が多いです。個別相談会などで、奨学金について相談ができる大学もありますよ。
チェックポイント③大きく変わる、入試情報をチェック!
現在の高1・2が受験する新大学入試により、各大学の入試が変わる可能性があります。
だからこそ、オープンキャンパスの入試説明会に参加して、最新の入試情報をおさえておきましょう。入試情報をおさえるメリットは、「高1・2の今、何をすればよいか」が見えてくる点にあります。
例えば、英語の資格・検定試験にしても、
・一定水準以上の認定試験の結果を出願資格にする大学(滋賀大 など)
・CEFR(セファール)による対照表に基づき、共通テストの英語の得点に加点する大学 (静岡大など)
・出願資格と加点の双方に使用する大学(東京工業大など)
・みなし得点(広島大など)
に分かれます。
※CEFR(セファール)とは、言語能力を評価する国際指標のこと。※上記はすべて2021年入試で採用予定 ※2019年6月時点の大学公表情報に基づく
こういった「新大学入試で、どういった入試が課されるか」をチェックすることで、「志望大は、英語の資格・検定試験が出願資格になる。高2のうちに1回は受検して、慣れておこう」と、やるべきことが見えてくるのです。「今から何を対策すればよいか、まったく子供にアドバイスができない…」そんな不安も、解消できますよ。
とくに入試情報は、大学入試がかわる今、見逃せないポイントです。
ぜひ、保護者の方もオープンキャンパスに参加して、一緒に進路を考えてみてくださいね。
転載元:進研ゼミ高校講座 保護者サポート 教育・進路情報ページ(保護者のかた向けの情報サイト)