ちょっとした時間でも勉強できる! スキマ時間を有効に使って成績を伸す方法
机に向かって落ち着いて勉強することも大切ですが、通学時間や出かけたときのちょっとした時間を有効に使うこともおすすめです。習い事や部活が忙しくてなかなか勉強できないというお子さまも、限られた時間をフル活用することで成績アップを目指すことができます。
そこで、いわゆる「スキマ時間」を活用した勉強方法についてご紹介します。具体的にどういった時間を使えばよいのか、またその時間でどのような勉強をすればよいのかを詳しくみていきましょう。
ちょっとした時間で暗記や復習する習慣をつけよう!
伸び悩む成績に対して、「勉強する時間がないから」がお子さまの言い訳にはなっていませんか?まとまった時間を確保することも必要ですが、1日の中のちょっとした時間を勉強にあてることで、高い学習効果を得ることができます。
ぜひ活用したいスキマ時間のひとつは、電車やバスでの通学時間です。たった5分間しか電車に乗らないとしても、暗記系の学習をするにはぴったりのスキマ時間です。
例えば、英単語を行きと帰りで10個覚えた場合、月曜日から金曜日で計50個覚えられることになります。少しずつであっても、それを積み重ねればかなりの量を暗記することができるのです。通学時間がもう少し長い場合は、一問一答の問題を解いたり、ノートを見直したりと、復習の時間に使うのも有効な学習方法です。
ほかにも、外食をしたときの料理が来るまでの時間や、お風呂に入っている時間など、日常生活の中で勉強に使えそうなスキマ時間はたくさんあります。時間が少ししかないと思うからこそ、集中力が高まり、記憶力が最大限に伸びるのです。
単語帳や薄い問題集を持ち歩くことで、「あ、今できるかも」と思ったときにいつでも勉強できるようにしましょう。机だと集中できないというお子さまも、スキマ時間を使うことでいつの間にか勉強が習慣になるはずです。
あえてスキマ時間をつくり勉強と気分転換を交互に行うのもポイント
逆に、どうしてもだらだらと勉強してしまうという場合は、スキマ時間に好きなことをするとメリハリがついて効率が上がります。例えば、勉強時間を30分ごとに区切って、その間に休憩時間を15分間挟みます。その15分間で読書をしたり音楽を聴いたりと、趣味の時間を勉強の合間に取り入れてみましょう。
勉強しながら好きなこともできると思えば、やる気も高まり、勉強が苦ではなくなります。脳を休ませることにもなるので、吸収力をより高めることができるのです。集中力が続かないという場合は、まずは時間を区切って勉強してみてはいかがでしょうか。
ただし、気分転換の方がメインになってしまわないように、まわりが注意してあげることも大切です。
科目を変えてバランスよく!
勉強するのはいやでないけれど、ひとつのことをずっとやるのは苦手という場合は、15分~30分ごとに違う科目を勉強してみるのがよいかもしれません。頭の思考回路が変わることで、気分も変わって集中力を持続させることができます。
国語をやったら数学、次に社会をやるなど、時間を分割してやれるところまでやっていきます。飽きっぽい性格のお子さまも、科目を変えて取り組むことで、バランスよく勉強することができるでしょう。時間を意識して勉強することで、だんだんと要領がつかめてくるようになります。初めのうちは保護者が時間を決め、声をかけてあげながらやってみてください。
スキマ時間で勉強をしたり、あえてスキマ時間をつくって気分転換をしたりすることは、どちらも成績を上げるための有効な手段となります。少しの時間しかないからと諦めるのではなく、そこでしかできないことをやってみましょう。
また、飽きることなく勉強するために、時間を決めて科目を変えることも試してみてください。
時間の使い方次第で、勉強に対するやる気や集中力が変わってきます。まずは、1日のなかで時間をどのように使っているか、振り返るところから始めてみましょう。きっと、新しい勉強法を見つけることができるはずです。