歴史に興味をもってもらうために家庭でできること

歴史に興味をもてない子どもは、年号やできごとの暗記科目ととらえているのかもしれません。しかし、大人にも歴史ファンが多いように、本来、歴史は奥が深く、想像力を刺激され、どこまでも探求したくなるような魅力を秘めています。一度、歴史のおもしろさに気づけば、知らず知らずのうちに成績もアップするでしょう。

学習漫画、歴史散策、ゲーム……歴史のおもしろさに気づかせて興味を育もう!

歴史に興味をもってもらうためには次のような方法が考えられます。保護者のかたも一緒に楽しむようにすると、いっそう効果が高まるでしょう。

◎学習漫画で流れをつかもう

歴史学習の入門に最適なのが学習漫画。
やはり子どもにとって漫画は親しみやすく、苦手意識があっても抵抗感なく読み進められるようです。歴史の流れを丁寧に追っていますので全体像をばっちり把握できますし、学習目的とあって重要な事項は大体おさえられていますから、これを読むだけでも成績アップには大きな効果があるはず。大人が読んでも楽しみながら知識を広げられるに違いありません。

複数の出版社から出版されていますが、どれも一緒というわけではなく、それぞれレベルが多少異なるほか、ストーリーを重視していたり、歴史考証に力を入れていたり、テイストも違いますので読み比べて選ぶといいでしょう。全巻を購入するとけっこう値が張りますが、公共図書館や学校の図書室にもたいてい置いてあります。

◎歴史スポットに出かけよう

家族旅行などで有名な歴史スポットを巡るのもおすすめです。子どもが興味をもっている時代や人物に関連する場所を訪ねれば、ますます思い入れが深まるでしょう。知識ゼロの状態で出かけるのではなく、事前に本を読むなどして興味を高めておくと、いっそう楽しめます。

◎伝記を読もう

歴史は、人によって作られてきました。歴史学習は、暗記科目ととらえると味気なくなりますが、魅力的な歴史上の人物にスポットを当てると、とたんにドラマ性を帯びて生き生きとしたものになります。

歴史上の人物を知るためには、やはり伝記がおすすめです。子どもと一緒に書店や図書館を訪れ、おもしろそうな伝記を手に取ってみましょう。好きな人物ができれば、関連する時代や人物にも興味が湧いたり、「ほかの伝記も読んでみたい」という気持ちになったりします。偉業を成し遂げた人物の人生について知ることで、「自分もがんばろう」などと気持ちが高まることも伝記を読む良さといえます。

◎地元の歴史を調べよう

普段はあまり気にすることがない地元の歴史に目を向けてはいかがでしょうか。そこから歴史学習への興味に発展することもありますし、地域への愛着も強まるはずです。

例えば、寺社や古い建物、石碑など、近所にも意外と歴史深い場所があるものです。地名のほか、坂や通りの名称などが歴史的な意味をもつこともあります。

地元の歴史を調べるには、地域に住む高齢者のかたにお話を聞いたり、図書館や郷土資料館、博物館などを訪れて郷土資料で調べる方法があります。郷土資料はたいてい大人向けですから、保護者のかたが一緒に訪れて手助けしてあげましょう。大人にとっても意外な発見があるかもしれません。

◎ドラマやゲームで興味を広げよう

歴史をテーマとしたドラマやゲームは、必ずしも正確な歴史的事実に基づいていないものありますが、興味をもつきっかけになります。作中で好きになった人物がいたら伝記を読むなどして知識を広げましょう。保護者のかたが解説をしながら歴史ドラマなどを視聴するのもおすすめです。

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