みんなどう過ごしているの?新学期からはじめたい自由時間に行う3つの新習慣
中学生になると勉強や部活で毎日忙しくなるため、たまにできた自由時間は友達と外で遊んだりしてストレスを発散したいものです。
しかし、実はこの自由時間の使い方が受験はもちろんのこと、将来大人になったときにも大きな影響を及ぼします。そこで今回は、新学期からはじめたい自由時間に行うべき3つの新習慣をご紹介しましょう。
①何か目標を決め、それまでにどんなステップを踏めばいいかを自分で設計する
自由時間となると、自分の好きなことをしていいということから目的もなくダラダラと過ごすことも多いでしょう。ただ、こうした時間を有効的に使うクセを今のうちにつけておくことで、今後の受験や人生に役立つ大きな力を身につけられます。
まずは自分が達成したい目標を決めましょう。これは学校や部活に関することでもいいですし、それ以外のことでもかまいません。そして、その目標を達成するまでにどんなステップが必要かを自分で設計しましょう。
例えば「縄跳びを50回できるようになりたい」であれば、10回・20回・30回と段階を踏んでいく必要があります。また「縄跳びを50回連続で行うには、50回安定してジャンプする必要がある」と考えて連続ジャンプの目標を立てるのもいいでしょう。
こうすることで、目標達成までにプロセスを踏むことの重要性がわかり、また目標を達成するにはどんな力が必要かという分析力を養うことができます。
②スケジュール管理をして、タイムマネージメント力を養う
目標を決め、それまでのプロセスを細分化したら、次はそれをいつまでに達成するかというスケジュールを組みましょう。ここでのポイントは、あまり目標を遠くに設定しすぎないことです。
中学生と大人とでは時間感覚が違います。大人にとって1ヶ月はあっという間ですが、中学生にとってはすごく長い時間のように思えるでしょう。そんな中学生が1年後のことまでスケジュールを組むのは難しいことですし、何より集中力が続きません。スケジュールを組むのは1・2ヶ月程度を目安にしましょう。
こうしてスケジュールを組むと、これまで自分がいかに無駄な時間を過ごしてきたかを理解するキッカケになります。また、学校で過ごす時間と、友達と遊んでいるときの時間では、時間の経過の仕方が違うということにも気づきます。さらに、勉強の時間は勉強のみ、部活の時間は部活のみに集中するというメリハリを習得することで、効率的に時間を使うクセが身につきます。
③自分が知っていることを誰かに教える
こうした目標設定やタイムマネージメントを通じて、これまでできなかったことができるようになったり、知らなかったことを知る経験ができるでしょう。そこでもうひとつ経験しておきたいのが、自分が知っている・できることを誰かに教えるということです。
いくら自分が知っていることでも、他人に説明しようとするとなかなか難しいものですよね?これは、自分が当たり前だと思っていることが、他人にとって当たり前だとは限らないからです。教えるためには、こうした自分が意識せずにやっている「当たり前」のことが何なのかを分析することが必要です。
縄跳びを例に出すと、できる子は「縄をクルクル回して、その上を飛ぶだけ」と思っているかもしれませんが、できない子はその理屈をわかっていてもなかなか飛べません。そこでできない子が何でつまずいているかを考えていくと、縄跳びには「リズム」が大切であるということがわかります。できる子はそこではじめて、自分が無意識にリズムで飛んでいたということに気づきます。
また教えるという経験を通じて、相手がわかるように説明するという力も養われます。いくら理屈がわかっても、それが相手に伝わらないことには意味がありません。最初はうまくできないでしょうが、こうした教える経験を積んでおくことで、物事を分析して伝える力がつきます。
学校や部活に費やす時間はみんな同じです。ただ、そこで差をつけるのは自由時間の過ごし方です。この自由時間をいかに有効的に使えるかが、のちのち大きな差として表れるでしょう。