金銭教育は早めがおすすめ! すぐに始められる方法とは?

買い物のたびに、お菓子やおもちゃなどをねだられ、その対処法に頭を悩ませているおうちのかたもいらっしゃると思います。「買って!」とおねだりされたときが、金銭教育の始めどきです。では、どのように始めたらいいのでしょうか?

どうやって始めればいいの?

小さなお子さまは、欲しいものがあると欲求のおもむくままおねだりしますね。お菓子など少額のものだと、おとなしくしてもらうために、ついつい言われるままに買い与えてしまいがち。しかし、これでは金銭感覚は身につきません。おねだりされたときこそ、金銭教育のチャンス! 物を得るにはお金が必要だということ、それは働いて稼ぐものだということ、使えるお金には限度があるということを、繰り返し伝えていくことが大切です。

買い物ごっこや絵本で楽しく学習

「あると物が買える」というお金の役割や、「使うとなくなってしまう」というお金の仕組みは、買い物ごっこで楽しく学べます。値段を設定し、おもちゃのお金を使って、お子さまと一緒に楽しみましょう。買い物ごっこで行う、金品の受け渡しや店員さんとのやりとりは、実際に買い物をするときの練習にもなりますね。
また、買い物や働くことがテーマになっている絵本もおすすめ。お子さまとお金の話をするきっかけがつくれます。「買い物の方法」「労働の大切さ」を知ることができたり、「働いてくれているおうちのかたへの感謝の気持ち」を育てたりできるでしょう。

買い物体験でやりくりの習慣を

「お金があると物が買える」「お金がないと物が買えない」ということが理解できるようになったら、実際に買い物を体験させてみましょう。例えば、100円玉を渡し、「これで買えるものを買っていいよ」と言えば、お子さまは一生懸命、「何が買えるか」「たくさん買えるのはどれか」など、考えるでしょう。限られたお金を有効に使うために試行錯誤するのは、まさに「やりくり」。こういう経験を繰り返すことで、お金を有意義に使うために考える習慣が身につきます。

お金は生活するうえで、欠かすことのできない大切なもの。大きくなってから苦労しないよう、小さいうちにバランスのいい金銭感覚を身につけられるといいですね。

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