子どもが「学校に行きたくない!」と言いだしたら…みんなどうする?
子どもが「学校に行きたくない!」と言いだしたら、親としてはどう対応したらよいのでしょうか。子どもが学校に行きたくない理由はさまざま…。子どもが学校に行きたがらない時、保護者はどのように対応しているのかアンケートで聞いてみました。
「学校に行きたくない!」と言われたことがある46%
お子さまから「学校に行きたくない!」と言われた経験について聞いたところ、「はい」と回答した保護者は46%。「言われてはいないが態度や雰囲気で察したことがある」をあわせると、59%でした。「学校に行きたくない!」と言われた時、どのように思い対応するかという質問では、
・何かしら理由があるはずなのでうまく聞き出す
・様子を見てから決める
・そっとしておく
・無理やりにでも行かせる
・説得する
・話を聞く。共働きのため児童館に預けているので家でゆっくりしたいとのことで、早く迎えに行くなど気をつけた
など。子どもが学校に行きたがらない時、保護者としては、子どもを助けたいと思います。でも無理に理由を聞き出すのは禁物。子どもと向き合って、子どもの言うことに静かに耳を傾けることで、子どもも話しやすくなると言われます。「何があったの? どうして行きたくないの?」と聞き過ぎるのは尋問のようで子どもも心を開きにくくなるのです。聞き出す時は、命令や非難にならないように、心がけることが大事です。
子どもが学校に行きたがらなかった理由を聞いたところ、「友人とけんかをしていた」がトップ。その他「体調がすぐれなかった」「嫌いな授業があった」など。子どもにもいろいろな休みたい理由があるのですね。
日頃から子どもを観察するのも保護者の役目
深刻ないじめ問題がニュースなどで、取り上げられますが、ニュースを聞いて「どうしてもう少し早く気づいてあげられなかったのか?」と思うかたも多いのでは。実際はいじめられていても、家庭では気丈に振舞う子どももいるかもしれません。それでも日頃からコミュニケーションをちゃんととることで、多少は子どもの異変や変化に気づけるのではないでしょうか。
学校での様子について子どもから報告があるか聞いたところ、「毎日十分に話している」が37%ともっとも多く、日頃から子どもとのコミュニケーションを心がけている保護者も少なくありませんでした。
子どもと話をすることは、コミュニケーションはもちろん、子どもを見守ることにもつながります。子どもをちゃんと見つめ、リードしてあげることで、「学校に行きたくない!」という子どもの心も防げるかもしれませんね。
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:小学生のお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2015年10月19日〜2015年11月3日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,685名