新年は書初めに挑戦 毛筆上達のコツは筆使いと姿勢から

新年は書初めに挑戦 毛筆上達のコツは筆使いと姿勢から小学3年生から、書写の授業で毛筆の学習が始まる。冬休みの宿題で、お正月の書初めに挑戦する子どももいるのではないだろうか。ベネッセ教育情報サイトが、書写指導の第一人者・横浜国立大学教授の青山浩之氏に、筆をはじめとした道具の正しい使い方や姿勢について教えてもらった。***毛筆が苦手な子どもは、半紙を前にすると何をしていいのかわからず、いきなり書き始めて失敗することがあります。まずは筆など道具の正しい使い方と、姿勢から覚えましょう。新品の筆はのりで固まっているので、穂先の方からほぐしてから使います。片手で筆を回しながらまんべんなくほぐしましょう。この時、注意したいことが2点あります。●根元3分の1くらいはほぐさずに硬いままにしておく●書く前に一度、根元まで墨を含ませ、穂先を整えながら余分な墨を落とす筆が十分に墨を含んでいないと、穂先が割れてしまいます。手入れの悪い筆や、作りの悪い筆も穂先が割れ、ちゃんと字が書けません。次に、実際に書いてみます。市販の墨液が薄いと感じたら、固形墨を使ってすり足すとよいでしょう。また、下敷きに折り目が付くと半紙が平らにならず書きにくくなるので、片付ける時などに気を付けましょう。子どもが毛筆を苦手としているなら、一度道具の状態をチェックしてください。道具の状態で文字が書きにくくなっている場合があります。毛筆では姿勢も大切です。上半身を大きく使うため、体全体の姿勢が筆の動きに影響するからです。書き始める前に姿勢を整えましょう。●背筋をしっかり伸ばす●右のひじを上げるようにし、左手は半紙に軽く添える●足をしっかり床につける筆を持つ位置も重要です。少し高めの、真ん中よりやや下を持ちましょう。持ち方には、人さし指1本をかける一本がけと、人さし指と中指をかける二本がけがあります。筆を持った時は、招き猫のように手が下がらないようにし、手首を真っすぐに伸ばしましょう。 

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