どうなる大学入試「新テスト」 本格的な導入はいまの小学3年生から?

どうなる大学入試「新テスト」 本格的な導入はいまの小学3年生から?文部科学省が検討している、「高等学校基礎学力テスト」と、「大学入学希望者学力評価テスト」(いずれも仮称)の導入は、(1)中学1年生〜小学4年生 (2)小学3年生以下の「2段構え」とする計画である。小3以下では、学習指導要領の改訂が予定されているため、新テストの在り方も大きく変わることになる。ベネッセ教育情報サイトでは、教育ジャーナリストの渡辺敦司氏に、テストの今後について伺った。

 

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新テストをめぐっては、コンピューターを使った出題方式(CBT)には技術面や機器整備などの課題が山積しているだけでなく、学力評価テストで思考力・判断力・表現力を問いながら幅広い大学の入学者選抜にも耐えうるような問題がどのようなものか、まだ必ずしもイメージを固め切れていないと見られます。
一方、システム会議の高校・大学関係団体ヒアリングでは、作問イメージを早く示すよう要望が相次ぎました。大学側としては、本当に入学者選抜に使えるテストかどうかが確認できなければ、個別の入学者選抜改革を進めることもできず、高校側も、受験に向けた指導を生徒にすることが難しいからです。
そこで文科省も、当初は2つの新テストを、あくまで現行の学習指導要領の趣旨の下で行うものであることを強調しています。思考力・判断力・表現力は、現在の授業でも重視されているものだからです。
ただし出題傾向は、今までのセンター試験とは少し変わってくるかもしれません。新テストでは、マークシート方式は維持しながらも、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)のB問題のような「活用」の力を問うような問題を出そうといったイメージです。
いずれにしても、普段受けている学校の授業と大きくかけ離れるようなテストになることはないものと見られます。逆に言えば、少しでも点数を稼ごうとするようなテスト対策ばかりに追われていると、活用力重視のテストには太刀打ちできなくなるかもしれません。

 

出典:新テスト「完成形」は新課程から? それまでは活用力重視へ -ベネッセ教育情報サイト

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