【世界の中学生〜ロシア(6)〜】子どもにも自立心や責任感を求める

世界の中学生をリサーチし、お届けする今回は、ロシア在住のマーシャさんのお宅にお邪魔してお母さんに教育方針について質問しました。


お母さんに、子どものことについて質問しました

——どんな子どもに育ってほしいですか?

 

子どもには幸せになってほしいです。好きなことをして、それでお金を稼いでいけるようになって、社会的に成功してくれればと願っています。また、人に対して優しくありつつも、自分と他人との境界線はしっかり持っていてほしいと思います。

 

——どのように勉強に取り組ませていますか?

 

勉強は、子どもが自分の責任でやるべきだと思っているので、自分が口を出すことはありません。勉強をしてもしなくても、自分の責任だということを理解できるようにいつも教えているつもりです。なぜかというと、「どうして勉強をするのか、しないのか」を自分自身で考えてほしいのです。もちろん、わからないことがあれば全力でサポートはしますし、将来的には大学に進学してほしいという思いもあります。

 

——自宅で子どもに勉強を教えていますか?

 

ほとんど教えてあげることはありません。英語の宿題をほんの少しみてあげる程度ですね。もちろん、子どもから質問があれば見たり、一緒に考えたりはしますよ。でもわからないことがあったら積極的に自分で調べてほしいと思ってます。「さぼっているな……」と思ったら、宿題をちゃんとやったかどうか聞くようにしています。

 

——子どもにどのような職業に就いてほしいですか?

 

とても難しい質問ですが……、今、私自身がお金のことで悩んでいるので、子どもにはお金を稼げる専門性のある職業に就いてほしいです。娘は将来、モデルや女優になりたいようですのでもちろん全力で応援しています。でも、具体的にどんな職に就くかは子どもの責任。この先、何をするにしても、仕事に満足感や喜びを感じることができる子どもになってほしいですね。

 

 

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