国内でも進むグローバル化 今求められる教育とは

国内でも進むグローバル化 今求められる教育とは最近、よく耳にする「グローバル人材」という言葉。国際的に活躍するための教育を掲げる学校もめずらしくなくなってきた。ベネッセ教育情報サイトでは、ロンドンでの子育て経験があり、海外の教育事情にも詳しい沓澤糸氏に、グローバル人材育成に向けた国内外の動きを聞いた。

 

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文部科学省は、「グローバル人材育成推進事業」を進めています。具体的には、世界レベルの研究や、日本の国際化をけん引する大学を選ぶ「スーパーグローバル大学」、優秀な留学生を日本の大学に集める「留学生30万人計画」、高校では「スーパーグローバルハイスクール」の指定など、さまざまな事業が展開されています。

 

経済成長が続くアジア各国では、グローバル人材育成はさらに過熱しています。中国ではインターナショナルスクールが急増し、従来の富裕層に加え、新中間層からの入学が増えています。韓国やインドネシア、タイなども同様で、国主導のグローバル対応が中心の日本と比べ、アジア各国では個々の家庭での取り組みが目立つといえるでしょう。

 

ところで、日本でグローバル人材といえば、いわゆる「グローバルエリート」を指す印象があります。このため、グローバル教育を身近に感じないかたも多いようです。しかし、日本にいても国際化と無縁ではありません。在留外国人はこの20年で約1.6倍に増えていますし、生活の中でも世界の動きの影響を実感する機会が増えてきました。

 

こうしたグローバル社会に備える教育の例として、「ユネスコスクール」があります。ユネスコは「持続可能な開発のための教育(ESD)」を進め、181か国で約1万校をESDに基づいた教育をする学校に認定。日本でも幼稚園から大学まで939校(2015<平成27>年6月現在)が認定されています。同スクールでは地域の課題に取り組みつつ、世界の学校と交流し、地球規模の問題に対処できる教育を目指しています。今後はこうした活動の広がりが重要でしょう。

 

出典:グローバル人材って、どんな人? -ベネッセ教育情報サイト

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