どうしてる?遊びたがる子どもに宿題をやらせる方法
お子さまは、自宅学習を行っていますか? 宿題は、自宅学習の習慣をつけるための大切なポイントです。しかし、積極的に宿題を優先させて取り組む子どもはなかなかいませんよね。つい遊びばかりが優先され、勉強が後回しになってしまうケースは珍しくないでしょう。子どもが宿題をしないことについて悩んでいる家庭もあるのではないでしょうか。そこで今回は、「遊びたがる子どもに宿題をやらせる方法」に関するアンケートを行ってみました。
大切なのは決まりをつくること 時間&範囲を決めてやる気アップ!
アンケートの結果、最も多かった回答は「勉強時間や範囲をあらかじめ決める」、次いで「ごほうびを用意する」、「とにかく言い聞かせる」といった順になりました。
・時間を決めるか範囲を決めて勉強をさせています。なるべく近くにいてあげることもしています。(20代/女性/学生)
・宿題を終わらせてから、遊びに行くように習慣付けます。だらだら長く勉強するのではなくて、45分間くらい集中させてやらせます。そのあいだは自分も本を読むなどして静かな環境にします。(50代/女性/専業主婦)
・遊ぶことも大切なので、遊びにいく前後どちらであれ、勉強する時間を子どもと一緒に決めてから外出させます。(40代/男性/会社員)
・宿題を早くやったら、子どもの好きなおやつをあげたり、好きなテレビ番組を見せたりした。(30代/女性/専業主婦)
・おやつのごほうびで宿題をさせる。または、一回の宿題で50円のおこづかいをあげて、報酬とする。(40代/女性/専業主婦)
・ごほうびのおやつを用意し、一緒に宿題に取り組むことで嫌がらず勉強してくれた。(30代/女性/会社員)
・嫌がることが多いが、宿題が終わってから遊びに行くように注意している。(40代/女性/専業主婦)
・とりあえず、宿題が済んでからしか絶対に遊びには行かれない、ということを徹底しています。(30代/女性/契約派遣社員)
最初に勉強時間や範囲を限定しておいたほうが、目標が明確になって宿題を始めやすいのかもしれませんね。ノルマを早く終わらせるために、ダラダラと勉強することもなくなるのではないでしょうか。また、ごほうびをあげるという家庭も多くありました。宿題は子ども自身のためとはいえ、テレビやお菓子を楽しみにして結果的にがんばれるならば、これも有効な手段のひとつといえるでしょう。一方で宿題を先にやるように言い聞かせる人もいるようです。難しいことですが、言い聞かせて子どもが納得してくれるのがいちばん理想的ですよね。
家庭によってさまざまなやり方が…子どもに合った工夫を!
アンケートの結果、子どもに宿題をやらせるために、最初に時間や範囲を決めるという人が最も多くいました。制限を設けることでやる気を引き出すのはもちろんですが、決めた時間には親も静かにして環境を整えるなど、子どもが勉強に集中できるよう工夫するのがポイントとなります。
また、ごほうびを用意すると子どもが積極的に宿題に取り組んでくれる場合があります。子どもの好きなテレビ番組やおやつなどを宿題のあとにとっておき、それを目標とする家庭が多いようです。本来ならば宿題は自分自身のためですが、それを子どもにわかってもらうのは難しいですよね。しかし、子どもの性格に合った工夫を行うことで、自宅学習の習慣につながるのではないでしょうか。
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2015年8月19日~2015年9月2日
■調査手法:Webアンケート
■有効回答数:100サンプル