【世界の中学生~フランス(6)~】両親に聞いてみました!

世界の中学生のリアルな生活に迫るシリーズ、フランスのパリで暮らす13歳、リルーさんの日常に密着していますが、今回は、リルーさんの両親に、彼女のこと、子どもの教育のことについて話してもらいました!


リルーさんのお父さんとお母さんに聞く! 子どもの学習事情

 リルーさんの父・ブノワさんと母・フロさん。二人は共働きで、お父さんはシステムエンジニア、お母さんはウェブデザイナーです。リルーさんに勉強にどう取り組んでほしいか聞いてみました。

 

——勉強にどう取り組んでほしいですか?

 

リルーには、やる気を持続させることの重要性を理解してほしいです。なぜなら、その能力が高ければ自然と学力も上がりますし、将来仕事に就いた際にはおおいに役立ち、人としても成長できると思うからです。

 

——自宅で勉強などを教えていますか?

 

母親は文系の科目、父親は理数系の科目を教えています。ただ単純に教えるのではなく、分からないことを聞く前に「何が分からないのか、どうして分からないのかを考えてクリアにしてから質問しなさい」と子どもたちに伝えています。そうすることで、子どもたちは自然と自分で考える力をつけて、質問も減り、勉強を教える時間も減りましたよ。

 

 

自分らしさを大切にして、豊かな人生を送ってほしい

 娘のリルーさんに望んでいることについて、ご両親にお聞きしてみました。

 

——どんな子どもに育ってほしいと思っていますか?

 

人と比べたり、周りに流されたりしないで、自分らしさを大切にしてほしいです。とにかく自分のやりたいことを見つけて、それに打ち込んでほしいです。欠点を補うことに集中しすぎて、自分らしさを失うくらいなら、欠点は欠点として受け入れて、自分らしさを追求してほしいですね。さまざまなことに興味を持って、積極的・好奇心旺盛でいてほしいです。

 

——子どもにどのような職業についてほしいですか?

 

特定の職業に就いてほしいとは思わない。大金持ちになってほしいとは思わないが、きちんと自分の力で、生活していける分のお金を稼ぐ能力を身につけてほしい。人には向き・不向きがあるので、一生のうち、何度か職業を変えることがあるかもしれないが、自分に合うものを追求して、きちんと見つけて、自分にふさわしい仕事に就いて、豊かな人生を送ってほしいですね。

 

 

出世をする、お金持ちになる…ということよりも、自分らしく好きな仕事を見つけることを、ご両親はリルーさんに望んでいるようです。

 

 


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