時間よりも質を大切に シングルマザーが知っておきたいこと[教えて!親野先生]

シングルマザーでの子育てでの悩みのうち、多いものが子どもと一緒にいられる時間の少なさだ。そこで、ベネッセ教育情報サイトでは、教育評論家の親野智可等氏に、そうしたシングルマザーの悩みの解消法を教えてもらった。

 


時間よりも質を大切に シングルマザーが知っておきたいこと[教えて!親野先生]

 

【質問】
シングルマザーで仕事をしながらの子育てです。子どもと過ごす時間が少ないので、愛情不足にならないか心配です。触れ合いを増やしたい、しつけをしたい、宿題も見てあげたいけれど、仕事を減らすと経済的に成り立たちません。(小1女子の保護者)

 

【親野氏のアドバイス】
私の経験によりますと、シングルの子育てはダメで両親そろっていれば大丈夫、などということはありません。 K子さんという教育実習生のお母さんはシングルマザーでしたが、K子さんという人はその後、学校の先生になり、たいへんよいクラス作りをしていました。また、N君のお父さんは、シングルファーザーでした。他の友達とはうまく付き合えないような子どもでも、N君に誘われてみんなと一緒に遊ぶということがよくありました。こういう例はたくさんあり、シングルだからダメということは絶対にないのです。

 

親子で過ごす時間が長ければよいというわけでもありません。否定的に叱ることが多い保護者の場合、一緒に過ごす時間が長いと逆効果になるからです。つまり、親の愛情が実感できず、親に対する素直な気持ちがなくなり、愛情不足から反発するようになります。

 

シングルマザーの場合、逆に厳しいしつけに走ってしまうことがあり得ます。そうならないように気をつければ大丈夫です。つまり、子どもを非難したり否定的に叱ったりすることを極力減らすことが大事なのです。そして、常に子どもへの共感を最優先してください。子どもの話を聞くときは、とにかくたっぷり共感的に聞いてあげましょう。

 

大事なのは、親子が一緒に過ごせる時間の質をよくすることです。親の愛情が実感できる時間にしてあげてください。そのためのキーワードは「非難しない」「共感」の2つです。

 

出典:シングルマザーで子どもと過ごす時間が少ない[教えて!親野先生] -ベネッセ教育情報サイト

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