今から始める! 勉強ノート改革
定期テストの対策をする時に、授業のノートを見返しながら「もっとわかりやすく書いておけばよかった」と後悔したことはありませんか? 今回の記事では、テスト対策時の復習に役立つ授業ノートの取り方をご紹介します。今からでも遅くないこのタイミングで、ノートをレベルアップさせましょう!
【勉強ノート改革1】1科目1冊のノートを用意して管理する
まず、ノートの表紙には「科目名」を大きく書き、「使い始めた日付と使い終わった日付」「通し番号」もわかるようにしましょう。面倒くさがりな人の中には、複数の科目の板書を1冊のノートにまとめて書いてしまう人もいますが、ノートは1科目1冊が基本。そうしないとあとで見直す時に、どこにどの科目の内容が書いてあるか、わからなくなってしまうからです。「ルーズリーフを使えば良いのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、後から順番を入れ替えたりするのは手間がかかります。よほど整理や管理が得意な人でない限り、避けたほうがよいでしょう。
【勉強ノート改革2】ノートは決まった形式で統一し、ぜいたくに使おう
ノートを取るときのポイントのひとつは、「決まった形式で統一すること」です。まず、「タイトル(もしくは単元名)」、「教科書のページ数」、「ノートを取った日付」は決まった位置に書くようにします。また、「ノートの右側(もしくは下部)に、メモ欄をつくる」「単元の最後にまとめ欄をつくる」など、自分が使いやすい形式を決めてしまいましょう。
余白を十分に取ることも大切です。ぎゅうぎゅうに詰めて書くよりも、見直しがしやすいですし、あとから気づいたことを書き込むスペースができるからです。また、ノートは見開き(左右2ページ)単位で使うほうが、区切りがわかりやすいのでおすすめ。3ページになってしまった場合、隣のページを開けておき、次の授業のノートは新しい見開きからスタートするようにしましょう。
【勉強ノート改革3】色ペンやアンダーラインのルールも決めておこう
板書をノートに書き写す時、重要な部分を色ペンやアンダーラインで印を付けることが多いと思います。この色や線も、あとから見直しやすいように自分なりのルールを決めてしまいましょう。この時、多くの色を使うと見づらくなってしまいます。普通の板書を書き写す「鉛筆(黒)」、重要なキーワードを書く「赤」、それ以外のポイントを示す「青(もしくは蛍光ペン)」の3種類くらいがおすすめです。
理科などの場合、ノートに図を描くことがありますが、丁寧に写していると時間が足りなくなってしまうことも。板書を写す際は定規を使ってきっちり描くよりも、フリーハンドで描いてしまうほうが、書き漏らしや聞き漏らしをする可能性が低くなります。
後から見直しやすいノートは、定期テスト対策はもちろん受験勉強のときも役立ちます。ここで紹介してあることをヒントにして自分なりに工夫をしてみましょう。