手を伸ばすと本がある! 子ども専用の本棚で「読書好きな子ども」が育つ

手を伸ばすと本がある! 子ども専用の本棚で「読書好きな子ども」が育つ読書の重要性は誰もが認めることだと思うが、家庭で子どもに読書をすすめるためにはどうしたらよいのだろうか。ベネッセ教育情報サイトでは、東京大学教授の酒井邦嘉氏に教えてもらった。

 

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家庭ではお子さまが読んだ本をしまい、成長の記録を残していける場所をつくりましょう。きちんとしまっておけば、もう一度思い出して、このことはあの本に書いてあったと、あとで読み返すことができます。同じ本を読み返しても2回目、3回目では、新たな発見や気付きがあるでしょう。いつも目に付き、手を伸ばせるところに本があることが大切です。お子さまが関心を示すならば、「まだ難しいかな」と親が勝手に判断したりせず、子ども向けに書き直してはいないオリジナルの本を選びましょう。出てくる言葉が難しければ、辞書で調べながら読めばよいですし、親子で話しながら読むのもよいでしょう。また、お子さまと一緒に書店に行き、気になる本を選んでみましょう。本を選ぶ時には、この総覧性が大切です。ざっと見ているだけでも、気になる言葉が目に飛び込んできます。読みたい本がわからないといいうお子さまでも、この方法ならぴったりの本を見つけられると思います。

 

本を読んだあとに感想文を書くのもよいでしょう。感じたことを書き記すことで、記憶がより定着します。さらに、その感想文は、必ず保護者のかたが読んであげてください。人に読んでもらうことを前提にすると、しっかり考えて書かなければなりませんし、文字も丁寧に書こうとします。そうしたことも考える力を助けるのです。また、読書の導入として、読み聞かせは非常に大切です。絵本は、小さなお子さまでも集中力が続くページ数になっていて、言葉で理解しにくい部分は絵で補い、小さなお子さまでも想像力を働かせられるような適度な情報量になっています。読書はお子さまの心と言葉を育みます。ぜひ、お子さまと一緒に読書の喜びや楽しみを体験していただければと思います。

 

出典:脳をつくる読書のススメ【後編】読書のために家庭でできること -ベネッセ教育情報サイト

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