子どもと一緒に美術館 選び方や楽しみ方を専門家が解説

子どもと一緒に美術館 選び方や楽しみ方を専門家が解説夏休みに子どもと一緒に美術館へ行ってみてはどうだろうか。夏休みの宿題にも役立つかもしれない。しかし、どのような美術館へ行けばよいのか迷う保護者もいるかもしれない。ベネッセ教育情報サイトでは、子どもの美術館デビューを応援するプログラムに携わる東京都美術館学芸員の稲庭彩和子氏に、子どもと訪れる美術館の選び方や、計画の立て方のポイントを教えてもらった。

 

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所蔵品などを展示している常設展は、企画展ほど混雑していないのでゆっくり見られますし、小学生までは無料のところも多く、大人の入場料も安価なので、デビューにおすすめです。夏休みなどは、子どもも楽しめる企画展や参加型のワークショップを開催している美術館も多くあります。暗いところを怖がることもあるので、展示室が明るいことが多い現代アート中心の美術館がよいかもしれません。

 

大切なのは、子どもを「連れていく」のではなく、本人が「行きたい」という設定を作ること。子どもとのデートをプランニングするような気持ちで計画できるといいですね。たとえば、アニメや漫画に出てくるキャラクターのデザインは、仏像や武具、古典的な架空の動物などを参照しているものがたくさんあり、その本物を見に行こうと言えば興味を持ちやすいでしょう。チラシや絵葉書を並べて、見に行くものを一緒に決めるのもよいですね。ランチやお茶の時間なども組み入れ、一日が楽しい体験となるように工夫してください。

 

作者や作品に関する情報は事前に教える必要はありませんが、美術館で自分が知っている絵が丁寧に飾られているのを見ると、知っている絵として興味を持って見たりします。絵本や絵葉書などを活用するのもよいと思います。

 

出典:美術館デビューのススメ 計画編 -ベネッセ教育情報サイト

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