フランス語を学ぶと、どんないいことがあるの? どういう面で役立つ?

外国語を学びたいけれど、いろいろな言語があって、どの言語を勉強しようか迷う…という人も多いでしょう。そこで今回は、「フランス語」を学ぶメリットについて、アンスティチュ・フランセ日本のジュリエット・サラベールさんにお話をうかがいました。


国際的なイベントや大きなビジネスに携われるチャンスが広がる

 まず挙げられるメリットは、将来のさまざまなチャンスが広がるということです。今は多くの人が外国語を話す時代ですが、一般的には英語を話す人が多いので、英語に加えてフランス語を話せるということは、その人たちと比べて1つの大きなアドバンテージになります。日本では英語を話せるだけでも充分素晴らしいけれど、さらにフランス語を話せると、2019年のラグビーワールドカップや2020年の東京オリンピックなど、国際的なイベントで大きな仕事ができる可能性が。通訳や翻訳、運営支援のボランティアなど、フランス語によってチャンスが広がるでしょう。

 

もちろんイベント以外に、進路や将来を考える上で役に立つことも多いはずです。日本に進出しているフランス企業で仕事をしたり、多くの国がフランス語圏であるアフリカ市場での仕事につながることも。アフリカは経済がどんどん発展している段階なので、大きなビジネスチャンスをつかめるかもしれませんよ。

 

政府機関や、法律分野などでもフランス語が使われているところは多いですから、語学・文学に狭めずに考えてみてくださいね。

 

 

多彩で魅力的なフランスの文化に触れ、新しい世界が開ける

 2つ目のメリットとして挙げられるのは、新しい文化を学んだり、吸収したりできるようになること。「外国語を学ぶことは、宝箱を開ける鍵のようなもの」だといわれています。言語を学ぶことによって、その言葉を使う国の文化にアクセスできるようになるからです。文化には映画や芸術などいろいろな分野がありますが、フランスはオリジナリティを持つ文化がたくさんある国。そんなフランスの内容や習慣、歴史などを理解できるようになると、きっと新しい世界が開けるでしょう。

 

特に現在はグローバリゼーションが進み、SNSなどのデジタル技術も発達しているため、自分とは異なる文化に絶えず触れている状態といっても過言ではありません。その文化を理解するために外国語を学ぶのは、とても重要なことだと思います。

 

 

フランス語圏の多くの人と心からのコミュニケーションができるようになる

 3つ目のメリットは、フランス語に限ったことではありませんが、外国の人と心を通じて話せるようになることでしょう。自分と異なる文化や習慣を持つ人から学べるものは、非常に多いはずです。言語はそういった人とのコミュニケーションツールであり、それによって新たな自分を発見できるに違いありません。

 

特にフランス語は、世界80ヵ国で、約2億7500万人もの人に話されている言語。しかも2050年には、約3倍の7億5000万人が話すようになると推測されています。勉強すれば、本当にたくさんの人との会話を楽しめるようになるはずですよ。

 

 

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