【世界の中学生~アメリカ(7)~】両親が考える子育てとは?
世界の中学生の生活を見てみるシリーズ。今回は、アメリカの中学生、オリビアさんのご両親に、子育てについてお話をうかがってみました。
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子育ては言葉だけでなく、行動で伝えることが大事
——子育ての中で何を一番大切にしていますか?
言葉で伝えるだけでなく、実際に行動で示すことで、「何が大事か」「何を優先にしたらいいか」などを教えたいと思っています。たとえば、運動をしなさいといいながら、自分はソファに座ってテレビを見ているような両親は説得力がないですよね。
いろいろな経験をさせることは大事だと思います。10代は特に友達同士ですぐ影響されやすいですから、友達の家に遊びに行くと言われても、そこの家庭のことを知らないときは行かせません。できる限り子どもの環境、友達関係もコントロールしていますね。
——どんなときにお子さまをほめますか?
一生懸命努力してやったことなどに対しては大いにほめます。たとえばダンスで難しい曲を練習して、リサイタルをしたときなどは「よくがんばったね!」とほめますよ。
——どんなときにお子さまを注意しますか?
親に対して、生意気な態度を示したとき。ミドルスクールに上がって、特に周りの友達の影響から親に対してふさわしくない口の聞き方や表情、態度を示すことがあり、うちではそうしたことをとても厳しく注意しています。
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ビジョンをもって自分の道を決めて、幸せな人生を送ってほしい
——お子さまに一番伝えたいことは何ですか?
ビジョンをもって自分の道を決めてほしい。二人の娘(オリビエさんには小学生の妹がいます)が、女性らしさを大事にして、女性であることを誇りに思って、幸せな人生を送ってほしいです。
言葉だけでなく実際の振る舞いや行動を通して、娘たちに大切なことを伝えようとしているオリビアさんのご両親。娘さんたちが自分の道を見つけて幸せになってくれることを、願っている様子が伝わってきますね。