暑い夏にぴったり! 手軽なごちそう そうめんアレンジレシピ【後編】
夏休みのご家庭での昼食といえば「そうめん」というかたが多いようです。ベネッセ教育情報サイトが2013(平成25)年に行った「夏休みの昼食」に関するアンケートでも、6割以上のご家庭で、夏休みには週1回以上、昼食にそうめんを食べるという結果になりました。冷たくて食べやすいけれど、マンネリ気味になってしまうのが困りものです。そこで、フードプランナーの山倉あゆみさんに、食卓を彩る「そうめんアレンジレシピ」を伺いました。
急な来客にもぴったり! 余ったそうめんで大きなピザを簡単に!
●焼きそうめんのピザ風チーズ焼き(1枚分) |
お子さまに人気のメニューを、そうめんをベースに作ります。大きなそうめんピザは切り分けてみんなで食べられるので、少ない残りそうめんでもボリュームのある豪華なおもてなしメニューに変身です! 【用意するもの】 A.ピザ生地 ・ゆでたそうめん 50g ・サラダ油 少々 B.トッピング ・ピザソース 大さじ3 ・とろけるチーズ 100g ・お好きな具材(トマト・ピーマン・ベーコン・魚介など) (1) フライパンに油を薄く敷き、茹でたそうめんを薄く広げる。 (2) 両面をカリッとするまで焼く。 (3) オーブンシートに焼きそうめんをのせ、ピザソースをかける。 (4) たっぷりのチーズと好きなトッピングをのせる。 (5) 予熱した230度~250度のオーブンで、チーズがとろけるまで焼く(オーブンにより、5分~10分くらいのあいだで調整してください)。 <調理のポイント> ・200℃までのオーブンを使用する場合は、焼成の時間を少し長めに調整する必要があります。 ・焼き時間が長すぎると、そうめん生地が固くなりすぎてしまう可能性があるので、気を付けましょう。 |
トッピングは、彩りや栄養バランスを考えながら、お子さまと相談して一緒に乗せても楽しいですね。なんといってもピザ生地が和風のそうめんですので、ひじきの煮物など、和食の常備菜を使うのもおすすめです。肉みそなども意外と相性抜群です。
豚汁に乾麺のままパラパラと! キャンプなど野外調理にもぴったりです
●豚汁ポタージュ麺(4人分) |
そうめんを乾麺のまま豚汁に入れます。キャンプなど、夏のアウトドアでも大活躍のメニューです。乾麺の表面についた粉が豚汁に溶け出し、ポタージュのようなまろやかなスープに変身します。 ●基本の豚汁 【用意するもの】 ・豚肩ローススライス:200g ・野菜とこんにゃく(★) (大根:80g、ニンジン:40g、ジャガイモ:中2個、ごぼう:50g、こんにゃく:1/2丁) ・ねぎ:1/2本 ・だし汁:6カップ ・合わせみそ:120g (1) 鍋に短冊切りした豚肩ロース肉を入れ、炒める。 (2) イチョウ切りにした★の野菜とこんにゃくをすべて加え、一緒に炒める。 (3) だし汁を加え、沸騰したら小口切りにしたねぎも加える。 (4) 野菜に火がとおったら、合わせみそを溶きながら少しずつ入れる。 ●豚汁ポタージュ麺 【用意するもの】 ・豚汁 4カップ ・水 1カップ ・そうめん 100g (1) できあがった豚汁に水を1カップ加える。 (2) 再度煮立ったら、そうめんを半分に折ってパラパラ入れる。 (3) 箸でよくかき混ぜながら2分間煮込む。 (4) 器に盛る。お好みで、わけぎや七味を入れる。 <調理のポイント> ・2種類以上のみそ(合わせみそ)を使うと、スープにコクが出ます。 ・そうめんを入れたら固まらないようしばらく箸でかき混ぜてください。 |
そうめんと夏の子どもの食について
夏に人気のそうめんレシピ。でもついつい簡単にそうめんと薬味だけですませてしまいがち。できれば主食だけでなく同時に野菜やお肉もバランスよく食べてほしいものです。もしかしたら、夏休みには親戚やお友達が遊びにくることもあるでしょう。そんな時、ランチタイムにさりげなく野菜たっぷりのおいしい昼食でおもてなしできたら素敵ですよね。でもこの暑さです。なるべく火を使わず、簡単調理でごちそうそうめんをお楽しみください。