「おもちゃ花火」の豆知識 種類や楽しみ方

夜空を彩る大輪の打ち上げ花火や、庭先で楽しむ風流な手持ち花火など、日本の夏に花火はかかせませんね。今回は、そんな夏の風物詩の1つである、おもちゃ花火の種類について紹介します。ぜひ、お子さまにお話ししてあげて、よりいっそう花火を楽しんでくださいね。


手軽にいろいろな種類を楽しめるのが、おもちゃ花火の魅力

 大量の火薬を使う打ち上げ花火は、花火師しか取り扱うことができませんが、誰でも手軽に楽しめるように、使う火薬の量を少なくして安全性を高めているものを「おもちゃ花火」と呼びます。コンビニなどでも売られていて、お子さまでも楽しめるところが魅力ですね。この馴染み深いおもちゃ花火にも、たくさんの種類があります。

 

【炎・火の粉・火花を出す花火】

・手に持つもの…花火の先端から、カラフルな火花や火の粉が吹き出すもの。棒の代わりに、絵の描いてある台紙がついているものもあります。
たとえば「ススキ」や「スパークラー」といった種類の他、線香花火もここに分類されます。

 

・地上に置くもの…導火線に火を点けると、上に向かってきれいな火花や火の粉を吹き上げる、台がついているもの。台は丸や四角などいろいろな形があります。

 

【回転する花火】

クルクルと回りながら火の粉を吹き出すもの。パイプなどの一端から噴射させながら回転させる糸つきの花火や、地上に置くとコマのように回転しながら移動する花火などがあります。

 

【音を出す花火】

・摩擦や衝撃で音を出すもの…紐を引っ張ると音とともにテープが飛び出す「クリスマスクラッカー」や、地面に叩きつけて音を出す「クラッカーボール」、おもちゃのピストルに使う平玉や巻玉などは、火は使いませんが実は花火の仲間です。

 

・点火で燃焼し、音を出すもの…連続して音を出す「爆竹」など。これも花火の種類の1つです。

 

【打ち上げ式の花火】

・単発花火…点火すると1回だけ打ち上がるもの。光や火の粉を出しながら打ち上がるものや、中の筒が打ち上がって上空で色のついた光を出すもの、パラシュートを出すものなどがあります。

 

・連発花火…点火すると連続して何回か打ち上がるもの。

 

【飛翔する花火】

「ピー」と音をたてて飛ぶ「笛ロケット」や、火花を出しながら飛ぶ「流星ロケット」など、空高く遠くに飛ぶもの。回転しながら上昇するタイプもあります。

 

【煙を出す花火】

筒型やボール型で、点火すると赤や青などの煙がモクモクと出てくるもの。

 

【走行する花火】

点火すると走り出すもの。回転しながら地上を走る「ねずみ花火」や、水上を走る「金魚」などがあります。

 

【その他の花火】

有名なものでは、点火すると煙を出しながらニョキニョキと長くなる「ヘビ玉」などがあります。

 

 

おもちゃ花火を通して、ルールを守ることの大切さを伝える

 おもちゃ花火を手軽に楽しむことももちろん、打ち上げ花火と同様に、お子さまの感受性や表現力を養うすてきな体験になるでしょう。

 

ただし、おもちゃ花火は使用方法や注意事項を守らないと、大きな事故や火災になりかねないものでもあります。つまり、きちんとルールを守ることが、楽しめる環境作りに繋がるということをお子さまに教えてあげられるチャンス。火には触らない、花火を人に向けない、ちゃんと消えたか確認する…などのルールを一緒に確認しながら、遊んであげてくださいね!

 

 

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