夏休みの自由研究 おすすめの工作をご紹介!【小学校高学年向け】
夏休みになると、親も頭を悩ませてしまう自由研究。低学年の頃は、絵画や粘土細工を自由研究にしていた子も、4~6年生ともなれば、物足りなさを感じてくるのでは。1ヵ月半という長い時間のとれる夏休みは、普段はできないことに挑戦するのに適しています。「どうしてだろう」「やってみたい」そんな思いがあるなら、とことん追求してみるいい機会。4~6年生の好奇心を満たしてくれそうなおすすめの工作を紹介します。
興味関心を追求させてあげよう
小学校4~6年生になると、学校での勉強や友だちとの関わりの中で、興味の幅も大きく広がっていることでしょう。実験や作業も高度になり、場合によっては危険をともなうものを扱うこともあるかもしれません。安全には十分配慮しながら、子どもの自由な好奇心を温かく見守ってあげましょう。
理科系の工作がおすすめ
高学年になると、理科の授業でも「科学」「電気」「物理」「光」など幅広いジャンルを学ぶようになるでしょう。その中に興味のあるものがあるなら、それを自由研究にしてみるのもおすすめです。光の色を使ってきれいな模様を作る「偏光万華鏡」、入浴剤を使って作るロケット、自分で回路を作る「電流イライラ迷路」など、授業で習ったことを応用して工作に挑戦してみましょう。紫外線で固まるUVレジンという樹脂を使った工作も最近人気です。いろいろなものを中に閉じ込めることができるので、オリジナルのアクセサリーを作ったり、採集した昆虫を入れてちょっと変わった昆虫標本にしたりということも可能です。薬品を扱うので、大人がしっかり見ていてあげてくださいね。
身近なものをきれいにデコレーション
とくに女の子に人気なのが、身近なものをきれいにデコレーションするというもの。厚紙を組み立てて箱を作り、好きな布を貼って仕上げる「カルトナージュ」や紙粘土や樹脂粘土で本物そっくりに作る「スイーツデコ」などかわいい工作を楽しみながら作ることができます。また、「デコパッチ」や「デコナップ」と呼ばれる市販の商品を使えば、トートバッグやスニーカーなどの持ち物もかわいくデコレーションすることができます。自分だけのアイテムを使う喜びを感じられそうですね。
高学年は、友だちとの遊びで大忙しな子どもも少なくないかもしれませんね。でも、せっかくいろいろなことに挑戦できる夏休み、自由研究を慌てて片付けるのはもったいないことです。どんなことに挑戦したいか、子どもと話しながら興味を広げてあげられるといいですね。
〈市販されているキットのご紹介〉
●UVレジン
樹脂に好きな物を入れて固めることができます。薬品の扱いには十分注意してください。
●デコパッチ
いろいろな柄の紙を張り合わせて、金属やガラス、木などにデコレーションすることができる商品。色や柄の組み合わせを考えながらオリジナルグッズが作れます。
●デコナップ
ペーパーナプキンを使用して、なんにでも柄をつけることができる商品。布やプラスチック製の小物だけでなく、棚や自転車などの大きなものにも使えます。
取材協力 東急ハンズ新宿店