文化祭や体育祭でもアクティブ・ラーニング、人間関係も良好に?

文化祭や体育祭でもアクティブ・ラーニング、人間関係も良好に?次期学習指導要領の目玉として注目されている「アクティブ・ラーニング」(課題発見・解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習、以下AL)。「ALは、学級・ホームルーム(HR)活動や児童・生徒会、学校行事といった『特別活動』とも大いに関係しそうだ」と語る教育ジャーナリストの渡辺敦司氏に、ベネッセ教育情報サイトが詳しく話を聞いた。

 

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高大接続改革の一環として、大学入試を「多面的な選抜」に変えるよう提言されたことから、学校関係者はもとより、受験関係者からも熱い視線が向けられているALは、教科だけに求められているわけではありません。

 

指導要領の改訂方針を検討している中央教育審議会の特別部会で示された素案では、高校の特別活動の在り方について、「特別活動を通じた、望ましい学級集団の形成が、教育課程全体における『主体的・協働的な学び(アクティブ・ラーニング)』を推進する基礎をつくるものであること」を強調すべきとしています。そのうえで、各教科で学んだことを、HR活動や生徒会活動、学校行事を通じて、自分自身や学級の実生活に直結させることを提案しています。

 

HRはもとより文化祭・体育祭などの行事が、人間形成上も重要な意義を持っていることは、多くのかたが体感してきたことでしょう。一方、ALでは、仲間と討論したり発表したりすることによって、一人で取り組む以上に、考えや学びがより深まるとされています。そうした学習活動は、クラスの人間関係が良好であればあるほどスムーズに進むことでしょう。逆に、ALのような活動が、クラスの人間関係を良好にするという効果も期待されます。

 

ALの促進によって、特別活動の重要性はますます高まるといってよいでしょう。具体的にどのような資質・能力を育成しようとするのか、各教科等とどのような関連を図るのかを明確化することが、次の指導要領の下では求められます。

 

出典:HRや生徒会・行事でこそ「アクティブ・ラーニング」 -ベネッセ教育情報サイト

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