高校生が親子で外食やショッピングを楽しむのはおかしい?

高校生ともなれば友達とでかけるのが当然で、親子や家族ででかけるのは恥ずかしいことなのでは?そんな不安を持つ高校生も多いようです。結論から言えば、まったく心配ありません。むしろ、時間をとってご両親と外食やショッピングを楽しんでほしいと思います。そのような時間に得られるものは、たくさんあります。


自分自身の気恥ずかしさを、それを見ている他人が持っているわけではない

 人は誰しも家の中と外では違う顔を持っています。家族と一緒にいる間はリラックスしており、外に見せている顔や態度とは多少なりとも違うはず。これを他人に見られると、なんだか気恥ずかしい、というのはもっともなことです。

 

ですが、その恥ずかしさはあなただけのもの。言ってしまえば、思春期特有の感情だとも言えます。もう少し年齢が上の人々からすれば「ほほえましい情景」でしかありませんし、まだ経済的に自立していない高校生が家族にお金を出してもらって食事をしたり服をかったりするのも、まったくおかしなことではありません。

 

 

「親と行動するのがかっこ悪い」という友達もいるかもしれない

 なかには、親と行動するのを「かっこ悪い」という友達もいるかもしれません。ですが、落ち着いて理由を考えてみてください。正当な理由は何もないと思います。普段から親にべったりくっついており、親がいなければ何もできない、親にすべての判断を任せてしまっている…それこそ「かっこ悪い」こと。あなたの意思で一緒にいて一緒に行動することは、逆に誰かに判断を任せることなく自分自身で考えているという、とてもかっこよいことです。

 

親子で外食やショッピングをしながら、普段ゆっくり話せない将来の夢や進路について話したり、両親と友達のように趣味について話したりすることは、親子関係をもっといいものにしてくれるでしょう。もちろん、考え方はそれぞれですので、自分と意見が異なる友達については「考え方が違うのだな」と受け止めればそれで十分。あなたはあなた、友達は友達です。

 

 

今だからこその親子の時間を大切に

 一生を通じて考えた時、親と一緒に外出できる機会を持てる期間というのは、とても限られたものだということがわかります。一緒に暮らしている今だからこそ、自由な時間が多い今だからこそ、親子の小さな思い出をたくさん作っておきましょう。また、外で自分がどんなふうに行動しているかを見せることは、親からの信頼を得ることにもなります。親子関係を見直す機会としても、ぜひ親子での外食やショッピングを積極的にしてみてください。

 

 

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