運動部で頑張る中高生必見!「自分理論」と「独りよがり」の違い

運動部で頑張る中高生必見! 有名選手の理論を取り入れても、必ずしも自分が上達するとは限りません。自分の感覚に合ったやりかた=自分理論を持つことはとても大事です。しかし、そんな自分理論も、間違った取り入れ方をしては台無しです。オリンピック選手などトップアスリートを支えるメンタルコーチ・ファシリテーターの小田桐翔大さんにお話をうかがいました。


自分理論を作る材料は、どこにある?

 自分理論とは、有名選手のやり方を表面的にまねするのではなく、自分の身体の声、心の声をよく聞いて、自分の感覚を大切にしようという考え方です。でも、それは他人の意見をまったく聞かない、という意味ではありません。

 

自分理論を作るうえで、誤解しないでほしいことがあります。自分理論を作るための材料は、他の人の考えや理論であるということです。うまい人のまねをすること、うまい人にコツを聞くことも、自分にあったやり方を見つけるヒントになります。

 

「他人の理論にすがるだけではもったいないよ」というのが自分理論の出発点ですが、同様に「自分の思い込みだけにすがる」のも、もったいないやり方だと思います。このことをぜひ、理解してほしいと思います。

 

 

自分理論をメンタルに応用

 自分理論は、フォームや技術などだけに限らず、メンタルなどさまざまな面で同様のことがいえます。たとえば試合前の過ごし方、モチベーションの上げ方、チームメイトとの関わり方なども、ただ誰かのまねをするのではなく、自分の感覚を大切にしながら自分理論を作っていけると良いでしょう。たとえばイチロー選手は、自分理論を大切にしてトレーニングや生活習慣を確立した選手だろうと思います。イチロー選手のエピソードを読んだり聞いたりすると、彼自身が自分の身体の声、心の声をよく聞いて、自分の頭で考えて自分理論を作っていったアスリートだろうということがわかります。

 

また、自分理論にゴールはありません。自分の身体の感覚は変わっていくものですし、対戦相手も成長します。また、競技レベルの高いステージに自分が上がれば、それまでとは違った課題も見つかるかもしれません。自分の感覚を大切にしながら、自分理論も進化させていきましょう。

 

 

プロフィール

小田桐 翔大(SHOTA ODAGIRI)

FLY HIGH 代表 メンタルコーチ・ファシリテーター。1985年青森県生まれ。中学校・高校は岩手県にて野球部に所属。筑波大学体育専門学群卒業。在学中はバスケットボール部に所属し、全国ベスト8を経験。 (株)JTB法人東京で約4年間勤務した後、2013年1月に「FLY HIGH」を起ち上げ、アスリート・スポーツチーム向けにメンタルコーチング・チームビルディングプログラムを提供している。

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