プログラミングと協働学習 子どもが未来を生きるために必要な2つの学び

プログラミングと協働学習 子どもが未来を生きるために必要な2つの学び現在の子どもが働き盛りを迎えるころ、どんな時代になっているか予測することは困難だ。どのような学習を行えば先行き不透明な将来にも備えられるチカラが身に付けられるのだろうか。教育ジャーナリストの渡辺敦司氏に伺った。

 

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ベネッセコーポレーションは先ごろ、「まなびmeeting」の一環として、日本科学未来館(東京都江東区)で「世界のプログラミングの教授といっしょにつくろう! ボクらのプロモーションビデオ!」を開催しました。プログラミング教育は近年、政府の「日本再興戦略」にも義務教育段階からの実施が盛り込まれるなど注目されています。ただし、ここで行われたワークショップは、ちょっと毛色が違うものでした。

 

参加した小学生(4年生以上)は一切パソコンなどを使うことなく、床に寝転んで、寝相アートの要領で演技したものを、天井につるしたカメラでコマ撮りして、アニメーションを作りました。当日初めて顔を合わせた者同士で話し合い、動きをモニターで修正しながら一つの作品に仕上げる活動を通じて、他者と協働しながら新しいものを創造していくという、21世紀に不可欠となるスキルを自然と身に付けられるようにしようという取り組みです。

 

一連の作業は、プログラミングの基礎につながることはもとより、批判的思考力の育成にもつながるといいます。まさに、次期指導要領で導入が検討されている「アクティブ・ラーニング」(AL、課題発見・解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習)です。

 

ワークショップを指導した米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのミッチェル・レズニック教授は、大人にも「幼稚園の学び」を広げることによって、創造的思考力を身に付けさせることを提唱しています。それには、実現したい目標(Project)・仲間(Peer)・情熱(Passion)・遊び(Play)という「4つのP」が必要だといいます。一緒にワークショップを指導した上田信行・同志社女子大学特任教授によると「少しハードルが高い『ハードな楽しさ』があるほうが、よりがんばって取り組める」とのことです。

 

出典:21世紀に必要な「創造的・協創的学び」は遊びを通じて -ベネッセ教育情報サイト

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