絶対守ろう!スマートフォンの基本5ルール

動画を見たり、ゲームをしたり、たくさんの情報を得られて楽しいスマートフォン(以下、スマホ)! だからこそ安全に使うことが大事なのだ。ここではトラブルを避けて、有意義にスマホを使うための基本5ルールを紹介するよ!

【1】「使わない時間」を意識しよう

 だらだら使用をしていないかな? 「本当にしたいこと・するべきこと」を優先できるように、スマホの使用時間をコントロールしよう。「寝る1時間前は使わない」、「ベッドに持ち込んで寝落ちはやめる」など、「使わない時間」を意識した自分ルールをつくろう。

 

 


【2】ながらスマホはやめよう

 「歩きながら」「ごはんを食べながら」といった「ながらスマホ」をしていないかな? 友人の顔を見ずにスマホを見ながら話していたら相手は寂しい気持ちになるし、人込みで歩きながらのスマホは迷惑になってしまう。「ながらスマホ」は友人関係の悪化やトラブルの原因になるキケン大! 視野だけでなく、心の視界も狭くなってしまいます。場所とタイミング、そして周りの人のことを考えて使おう。

 

 


【3】情報や言葉の発信には充分に気をつけよう

 普段なら言わないキツイ言葉をSNSなどで書いてないかな? 文字にして発信した言葉は繰り返し読まれたり、刺激が強く感じられたり、本来とは違う意図で伝わってしまう可能性がある。一度誤解されてしまうと、誤解を解くのはなかなか難しい。たとえ匿名でも書く内容には十分注意しよう。また一度発信したものは自分の手を離れてしまい、他人に拡散されたり、自分の将来に大きな影響を与えたり、人権侵害、違法行為にあたる可能性もある。発信する前にもう一度考えて、迷ったらやめるのが吉。また、大事なことは直接伝えよう。

 

 


【4】「すごい!」情報こそ、トリプル確認しよう

 スマホを使うとどんどん情報が入ってくるけど、うのみにするのは危険だ。「すごい!」と思った時ほど、「1.リアルな大人の意見を聞いてみる」、「2.本や新聞で調べてみる」、「3.元の資料を当たってみる」といったトリプルチェックをしよう。また、ウソの情報をまき散らさないように、「シェア」「リツイート」する前にも情報をチェック!

 

 


【5】「本当に信頼できる?」と疑ってみよう

 ネットの向こうにいる「いい人」は、ウソをついている犯罪者の可能性もある。「この人は知ってる人」と思っていても、その人の情報を盗んだ「なりすまし」の可能性もある。だからキミの住所や電話番号、家族の情報や写真、動画など個人が特定されてしまう情報の取り扱いには要注意! 一度、ネット上に流れた情報は他人に簡単にコピーや拡散されてしまう、ということを頭に入れておこう。

 

 


まとめ

 スマホと上手につき合って、しっかり活用するための基本5ルールを押さえておこう! 「スマホトレンド」では、中・高生のみんなが実際に、スマホとどうつき合っているかお伝えするので、お楽しみに!

 

 

監修:エンジェルアイズ代表 遠藤美季

ネット依存アドバイザー。2002年に団体を立ち上げ、未成年者や保護者へのネット依存についての啓もう活動を展開。著書に『脱ネット・スマホ中毒』など。

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