自由研究 挫折のパターン別攻略法
苦手な自由研究にも早くから着手し、テーマも決めて資料集めもバッチリ。がんばって自由研究に取り組んだのに、「失敗した」「予定と違う方向へ進んでいる」「まとめきれない」など、投げ出しそうになっている子どももいるのではないだろうか? 失敗やつまずきも、味のある発表に変えて、実りある自由研究をめざすために必要なこととは?
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自由研究の失敗やつまずきには、いくつかのパターンがあります。
1)途中で挫折系
・思うような実験結果が得られなかった
・工作や料理が失敗してしまった
・観察していた植物が枯れてしまった
2)エンドレス系
・簡単な実験のつもりが、どんどん横道にそれて何度も実験するハメに
・調査対象が多くなりすぎ、夏休み中に終わりそうにない
3)資料が集まりすぎて呆然系
・必死に集めた資料がぐちゃぐちゃ
・資料のまとめかたがわからなくてパニック
1)のように、実験や工作の失敗、観察中の植物を枯らすなどの経験は、なぜ失敗したのか、なぜ枯らしてしまったのか、反省し、調べ直したことをまとめると、立派な実験・調査記録となります。時間があれば、改良したやり方でやってみて、結果を比較検討する表などをつけると、深みのある調査に。
2)や3)のように、長引いたり、収拾がつかなくなったりした時は、とにかくまとめてみること。すでにある調査結果でグラフや表を作ってまとめ始める、種類別・時系列・地域別などと整理しながらまとめ始める、まとめをスタートすればできていくものです。ここは保護者のサポートがあってもよいかもしれません。
失敗バージョンを活用することで、予定よりずっと面白い自由研究になることもあります。自由な発想で楽しんでください。