面白半分で人生台無しに 家庭で話し合いたいスマホのルール
文部科学省が発行している小・中学生用の「ちょっと待って!ケータイ&スマホ」と、高校生向け「ちょっと待って!スマホ時代の君たちへ」の2種類のリーフレットが、2014(平成26)年版に更新された。最近の動向を反映させつつ、子どもにも読みやすいよう漫画を使って解説しており、親子で一緒に読んで対処方法を知り、家庭でマナーやルールを話し合う際の参考になる。詳しい内容について、教育ジャーナリストの渡辺敦司氏に伺った。
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この2種類のいずれも同省ホームページからダウンロードできます。
小・中学生用では、まず「眠れないの? それってネット依存かも!」として、注意を喚起。睡眠不足が生活のリズムを崩すだけでなく、授業に身が入らず成績が下がったり、うつ病になったり、食事が取れなくなったりすることもあると警告し、ネットをしない時間や日を決めて生活にメリハリをつけるよう提案しています。
「SNSの出会いに注意」「いじめは最低!」「面白半分の投稿」「多額請求が」「個人情報が盗まれる?」の項目があり、相談例や事件例といった具体例も紹介しています。家庭でルールを作ること、フィルタリングをかけることを訴えています。
高校生になっても落とし穴があるのがネット世界の怖いところです。高校生用リーフレットでは、「危険」の側面に焦点を当てて構成しています。
子どもたちは頭ではわかっているかもしれません。しかし実際の場面になると、ついスマホの画面をタップしてしまい、不適切な書き込みや画像の投稿をしてしまいがちになります。折に触れて使用状況について確認することも必要ではないでしょうか。
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